「都市」と「近くの農業・農村」を結ぶ柏たなか農園のブログ
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投稿日:2010年6月18日 10:29 am
麦を刈り取る機械はコンバインといって、刈り取りと脱穀を同時にやってくれます。とても高価な機械ですが、ネットオークションで比較的安く入手することができました。そのかわり、いろいろと落とし穴があり、使いこなすのは結構大変です。そのうえ、麦は倒伏が多く、倒れた麦を起こしながら刈り取らなければならず、かなり苦戦しました。結局、全体の4分の1くらいはあきらめました。刈り取った麦はそのままにしておけばすぐにカビが生えたり、発芽するなどして商品価値がなくなるので、すぐに乾燥機にかけなければなりません。近くの農家に無理にお願いして乾燥機を使わせてもらいました。この後、乾燥した麦の品質を維持するために適切な場所で適切な状態に保存しなければなりません。穀類がこれほど大変だとは、認識不足でした。
体験農園では実物野菜が次々とできてきています。ナス科のピーマン、シシトウは鈴なり状態、ナスも実が付きはじめました。収穫しないで放っておくと木が疲れてしまいます。キュウリはあっという間に大きくなってしまいます。長さが40cmを超すような巨大キュウリもいくつか見られます。こんなに大きくなると食べられません。
キャベツは寒冷紗で覆って虫からの攻撃を防いでいますが、それでも侵入してくる虫もいます。よく見ると寒冷紗の中のキャベツの葉に大きな穴がたくさんあいていました。虫が侵入している証拠です。すぐに見つけて取り除かなければなりません。
野菜の収穫が本格化すると同時に大量の野菜くずが出ます。処理に困るので急きょ、受講者の上田さんにご協力いただき、畑の隅にベニヤ板で囲った野菜くずの捨て場を作りました。
投稿日:2010年6月11日 9:10 am
3月のお彼岸に種まきしたエダマメが失敗しました。枝葉はぐんぐん伸びたのですが、サヤがほとんどつきません。草丈20cmくらいの花が咲く時期にビニールマルチをした上にビニールトンネルをかけて高温にし過ぎたためらしいです。この時期、25度以上の高温環境に置くと花が落ちてしまうのだそうです。今、体験農園の畝で一番目立つのがエダマメですが、サヤがつかなければ栽培している意味がありません。今年の春は気温が低かったので寒さ対策をしっかりやったつもりでしたが、そのことがエダマメには裏目に出てしまったようです。
農園の空いている場所で追加のエダマメの種をまくつもりですが、今種まきすると暑い盛りに花を咲かせることになり同じ失敗を繰り返すことになるかもしれません。とりあえず夏収穫目標の種をまき、7月に入ったら秋収穫を目標に次の種をまくことにします。
夏の実物野菜はまだ背丈は高くなっていませんが実がつき始めました。シシトウは量産態勢です。ピーマンも長さ5cmを超えるような大きいのが付き始めています。次々と実を付けるので収穫に追われそうです。
投稿日:2010年6月3日 9:22 pm
夏の畑の人気者といえばトウモロコシ。先週、ボランティアできてくれている落合さんに手伝ってもらいトウモロコシの苗を1000本植え付けました。
プラントプラグという連結ポットにトウモロコシの種を播き、苗を育てました。直播するより苗が早く育ち、植え付け後の生育も良いという話を聞いたので使ってみたのですが、ポットから苗を取り出すのが結構大変。落合さんも身体が相当つらそうでした。重労働、ありがとうございました。
体験農園は春夏野菜の収穫本番です。平日も受講者のみなさんが実習畑に来ては収穫していきます。
ブロッコリーは手のひらくらいに育ってしまったのもあります。
レタスは梅雨に向かうこの時期になると尻からとろけてきます。高温多湿によわいのです。
前回の講習会でトマトのわき芽について話をするのを忘れていました。ゴールデンウイークの中ごろに植えたトマトはわき芽が次々と出てきています。次の講習会まで待っているとわき芽だらけになってしまうので、目障りなわき芽はすべて取り除きました。
投稿日:2010年5月28日 11:15 pm
市道の両側で栽培している大麦畑が全体に紫色に色づいてきました。ダイシモチというもち種の麦で、穂を拡大してみると麦の実の一粒一粒が紫色になっています。間もなく収穫、うまくいけば柏たなか農園産の作物として本格的な出荷第1号になると期待しています。
体験農園の方はコマツナに続いて、ホウレンソウ、シュンギクもだいたい収穫適期です。柔らかくておいしそうです。これらは来週末には片づけて、その後にサツマイモの苗を植え付ける予定です。
カブは大きいもので200gを超えるほどになりました。ダイコンも収穫時期にきました。少し辛さが強いですが、夏のダイコンではやむをえないでしょう。
3月に種まきしたエダマメが大きくなり窮屈そうなので先週、畝を覆っていた寒冷紗を外しました。
エダマメというのは大豆のことです。豆が柔らかい未熟果のうちに食用にするのがエダマメで、豆が硬くなってから収穫すると大豆になります。大豆はマメ科ですから、根に空中の窒素を同化する根粒菌が付いています。エダマメの根を掘り出してみると、確かに根にはこぶ状のふくらみがたくさん付いていました。
投稿日:2010年5月24日 2:46 pm
「土の学校」ではコマツナがどんどん育ち、手のひら2つ分もの大きさになってしまいました。収穫の後の調理も大変そうです。22日、23日の講習会では受講者の松浦さんが鍋で蒸すだけという簡単なコマツナ料理を作ってくれました。
バケツにあふれるばかりのコマツナを収穫。ざくざくと切って鍋に入れ、上からこぶ茶の粉を振りかけて七輪にのせて蒸すだけ。とりたてのコマツナは水分をたっぷり含んでいるので水を加えたりはしません。最後に砕いたナッツをパラパラ、オリーブオイルをさっさっとふりかけます。
畑の作業の手を休めて、出来上がったコマツナの蒸し煮をみんなで試食しました。コマツナは大きくても柔らかく、カリカリというナッツの食感が加わり「とてもおいしい」となかなかの好評でした。
コマツナに続いてカブ、ホウレンソウ、シュンギク、レタスも収穫時期に来ています。次はどんな料理を試食できるかな?乞うご期待!