「都市」と「近くの農業・農村」を結ぶ柏たなか農園のブログ

投稿日:2010年6月25日 7:22 am

トマトが色づき始めました。まずはミニトマト、そして中玉も一部色づいてきました。



トマトの栽培管理は結構大変です。わき芽が次々と出てくるので、わき芽取りに追われます。少し手を抜くとすぐにわき芽が伸び、ひどいのはわき芽が主軸より大きくなり、さらにそのわき芽からまたわき芽が出るといった暴れ方をします。



トマトの実にはたくさんの害虫や鳥獣が襲ってきます。今のところ目立つのがタバコガ。トマトの実がまだ青くてもお構いなしに実の中に入り込み、次々とダメにしてしまいます。黒い穴が開いた青い実をカッターで開いてみたら大きなタバコガの幼虫がいました。

害虫といえばトウモロコシにつくアワノメイガ。現在は雄穂が出てきた段階で、すでにほとんどのトウモロコシにアワノメイガが侵入しています。トウモロコシの実ができる前にやっつけておかなければなりません。よく効く防除剤を上からふりかけました。




梅雨時、畑のあちこちでキノコが見られます。
キノコは地下に広がる糸状菌が地上に形成する繁殖器官です。

糸状菌が広がるのは有機物が広く存在しているからです。つまり、有機物が広く存在する畑はキノコが生えやすいのです。柏たなか農園の畑には大量の堆肥を入れてありますので、糸状菌は繁殖しやすいはずです。



 

糸状菌もバクテリアの仲間ですから、有機物を分解して作物に必要な栄養分を供給してくれます。糸状菌は必ずしも作物を助けるために働いているわけではないのですが、自然界の食物連鎖の中で必要な役割を果たしているといえます。

 

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投稿日:2010年6月18日 10:29 am

今週初めの日曜に麦刈りに着手したのですが、機械の操作に不慣れで、途中でエンジンがかからなくなるなど悪戦苦闘です。翌日の月曜が梅雨入り。梅雨に入る前に麦を刈り終えなければならななかったのですが、半分刈り終えたところで捕まってしまいました。


麦を刈り取る機械はコンバインといって、刈り取りと脱穀を同時にやってくれます。とても高価な機械ですが、ネットオークションで比較的安く入手することができました。そのかわり、いろいろと落とし穴があり、使いこなすのは結構大変です。そのうえ、麦は倒伏が多く、倒れた麦を起こしながら刈り取らなければならず、かなり苦戦しました。結局、全体の4分の1くらいはあきらめました。刈り取った麦はそのままにしておけばすぐにカビが生えたり、発芽するなどして商品価値がなくなるので、すぐに乾燥機にかけなければなりません。近くの農家に無理にお願いして乾燥機を使わせてもらいました。この後、乾燥した麦の品質を維持するために適切な場所で適切な状態に保存しなければなりません。穀類がこれほど大変だとは、認識不足でした。

体験農園では実物野菜が次々とできてきています。ナス科のピーマン、シシトウは鈴なり状態、ナスも実が付きはじめました。収穫しないで放っておくと木が疲れてしまいます。キュウリはあっという間に大きくなってしまいます。長さが40cmを超すような巨大キュウリもいくつか見られます。こんなに大きくなると食べられません。


キャベツは寒冷紗で覆って虫からの攻撃を防いでいますが、それでも侵入してくる虫もいます。よく見ると寒冷紗の中のキャベツの葉に大きな穴がたくさんあいていました。虫が侵入している証拠です。すぐに見つけて取り除かなければなりません。



野菜の収穫が本格化すると同時に大量の野菜くずが出ます。処理に困るので急きょ、受講者の上田さんにご協力いただき、畑の隅にベニヤ板で囲った野菜くずの捨て場を作りました。



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投稿日:2010年6月11日 9:10 am

3月のお彼岸に種まきしたエダマメが失敗しました。枝葉はぐんぐん伸びたのですが、サヤがほとんどつきません。草丈20cmくらいの花が咲く時期にビニールマルチをした上にビニールトンネルをかけて高温にし過ぎたためらしいです。この時期、25度以上の高温環境に置くと花が落ちてしまうのだそうです。今、体験農園の畝で一番目立つのがエダマメですが、サヤがつかなければ栽培している意味がありません。今年の春は気温が低かったので寒さ対策をしっかりやったつもりでしたが、そのことがエダマメには裏目に出てしまったようです。

農園の空いている場所で追加のエダマメの種をまくつもりですが、今種まきすると暑い盛りに花を咲かせることになり同じ失敗を繰り返すことになるかもしれません。とりあえず夏収穫目標の種をまき、7月に入ったら秋収穫を目標に次の種をまくことにします。





夏の実物野菜はまだ背丈は高くなっていませんが実がつき始めました。シシトウは量産態勢です。ピーマンも長さ5cmを超えるような大きいのが付き始めています。次々と実を付けるので収穫に追われそうです。

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投稿日:2010年6月3日 9:22 pm



夏の畑の人気者といえばトウモロコシ。先週、ボランティアできてくれている落合さんに手伝ってもらいトウモロコシの苗を1000本植え付けました。



プラントプラグという連結ポットにトウモロコシの種を播き、苗を育てました。直播するより苗が早く育ち、植え付け後の生育も良いという話を聞いたので使ってみたのですが、ポットから苗を取り出すのが結構大変。落合さんも身体が相当つらそうでした。重労働、ありがとうございました。



体験農園は春夏野菜の収穫本番です。平日も受講者のみなさんが実習畑に来ては収穫していきます。



ブロッコリーは手のひらくらいに育ってしまったのもあります。

レタスは梅雨に向かうこの時期になると尻からとろけてきます。高温多湿によわいのです。



前回の講習会でトマトのわき芽について話をするのを忘れていました。ゴールデンウイークの中ごろに植えたトマトはわき芽が次々と出てきています。次の講習会まで待っているとわき芽だらけになってしまうので、目障りなわき芽はすべて取り除きました。



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