「都市」と「近くの農業・農村」を結ぶ柏たなか農園のブログ

投稿日:2013年12月30日 6:31 pm

2013年も残すところ1日あまり。柏たなか農園の1年の締めくくりはたき火を焚いて鍋ものと焼き芋で身体を温める「たき火の会」、昨日やりました。

畑のわきにある杉の木立の下にある木の枝や倒木を拾ってきて適当な大きさに伐って薪にします。風が少しあったので、大がかりなたき火は止めて、かまどだけにしました。

鍋物はハクサイと肉のはさみ煮。ハクサイの葉の間に豚ロースの薄切り肉を挟んでいきます。何枚か重ねて幅6-7㎝に切り、鍋の底に立て懸けるようにして並べます。上から塩コショウを振りかけ、最後に料理酒を注ぎます。鍋ごとかまどの火にかけて煮込みます。料理法は極めてシンプルですが、ハクサイの甘味が生きていてとてもおいしいです。奥さんに帰りの車を運転してもらえる人は何人か、おいしそうにお酒やビールを飲んでいました。

年末から年始にかけてのこの時期の農園はとても静かで、「年の瀬のあわただしさ」とは無縁の世界に見えます。ヤギくんらはあいかわらず好物の草を見つけてはむしゃむしゃと食んでいます。時々横になって食べた草を口に戻して噛み直したりしています。

11月下旬にすじ播きしたもち麦が芽を出し畑に緑の縞模様を描いています。地上は本格的な冬に近づき、毎朝霜が降り、時に強い風が吹きますが、地下では麦がしっかりと根を伸ばしています。この時期にしっかり根を張っておくことが、春先の急成長の力の元になっているようです。来年が楽しみです。