「都市」と「近くの農業・農村」を結ぶ柏たなか農園のブログ http://kashiwa-tanaka.jp/tanaka/ Mon, 19 Jul 2021 13:29:00 +0900 「都市」と「近くの農業・農村」を結ぶ柏たなか農園 en <![CDATA[柏たなかのもち麦 紹介ビデオです]]> http://kashiwa-tanaka.jp/blog/2659?site=tanaka

柏たなか農園の主力作物といえばもち麦。その主力作物・もち麦を始めたきっかけから今年のもち麦の収穫まで柏たなか農園のもち麦のすべてを紹介するビデオができあがりました。以下のURLです。→ https://youtu.be/c5Bwk9INYuY




制作してくださったのは柏の野菜ソムリエ・亀岡さんとビデオ・クリエータの荻原さん。5月のもち麦収穫直前に柏市北部の柏たなか農園に来て取材してくださいました。もち麦の魅力をとてもよく伝えてくださっており、視聴する人もいっしょに楽しめる内容になっています。私にはできないプロの“ワザ“と感心しております。




ご覧になって納得いただけたならぜひURL https://youtu.be/c5Bwk9INYuY を拡散してくださるようお願いします。これ以上ない「柏たなか農園のもち麦」の宣伝になります。ネット販売チャネル http://www.farmlabo.com/shop.html もよろしくお願いします。

   柏たなか農園・松本



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16324840272659 Mon, 19 Jul 2021 13:29:00 +0900
<![CDATA[人気者だったヤギくんを失う]]> http://kashiwa-tanaka.jp/blog/2658?site=tanaka  柏たなか農園の人気者だった雄ヤギのアオくんが先週亡くなりました。私にとっては単に愛玩動物を失ったというより、かけがえのない従業員を一人失ったような気持ちです。いつかくる別れとはいえ、農園の風景もすっかりさびしく感じられ、気持ちが落ち込んでいます。

 あっという間でした。亡くなる2日前は少し動きが鈍くなった程度でした。草を食べさせに移動してもついてきたのですが、翌日は小屋の近くで寝そべったまま動こうとせず、そのうちうめき声を漏らすようになりました。最後の日は土曜でしたが獣医の先生に連絡、診てもらうことにしていました。残念ながら先生の到着を待たずに逝ってしまいました。


 大人のヤギが死ぬと家畜保健衛生所という県の機関にすぐ連絡しなければならないと言われました。休日明けの月曜日に連絡したところ家畜保健衛生所の職員がすぐに農園まで来て、アオくんの遺体を載せて行ってくれました。その後、畑の隅で遺体にかぶせておいたワラコモを焼いてアオくんの冥福を祈りました。


ヒマさえあれば農園の草を食べ、時々胃の中のモノを口に戻してかみ直し(ヤギは反芻動物)をやっていたアオくん。近くの道路に犬の散歩をする人が見えるとじっと動かなくなり犬と人が見えなくなるまで警戒態勢を解かないほどの臆病モノ。瞳孔が横長で一見間抜けな印象を与え、それが見るモノに安心感を与えてくれました。だからアオくんはいつも農園の人気者。アオくんほど人に安心感を与えるような存在は考えられないと、いなくなって改めて思います。


 アオくんのいない農園はさびしい。いつもは朝、農園のゲートを開けるとアオくんが「何かいいことないかなー」というような顔をしてヤギ小屋からこちらを見ています。そこで美味しそうな草のある場所に連れて行き杭でつないでおきます。農園から引き上げるときは一人で小屋の前に立ってこちらを見ていました。そのアオくんの姿はもうどこにも見えません。今になってかけがえのない存在だったと分るのです。

 アオくんは9年前の20124月に農園にやってきました。同じ日に生まれた雄の兄弟で身体が大きい兄貴分の方をキイロくん、少し小さくてやせ形の方をアオくんと呼ぶことにしました。キイロくんは農園の主力作物であるもち麦を食べ過ぎて栄養過剰で早くに死んでしまいました。結果的には兄貴に意地悪されてもち麦を十分食べられなかったアオくんが生き延びました。そのアオくんもいなくなり、9年前の2頭は今はもう1頭もいません。いたずら盛りだった2頭のことを静かに思い出しています。
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16324840272658 Sat, 22 May 2021 23:38:00 +0900
<![CDATA[収穫近し、梅雨入りも近し]]> http://kashiwa-tanaka.jp/blog/2657?site=tanaka

柏たなか農園のもち麦畑は今、一面紫色に染まり、幻想的な景観を見せています。今年は春先から気温が高めに推移し農産物全体に早く成長する傾向ですが、もち麦も早まる傾向でこの分だと収穫も5月第3週末から第4週になりそうです。同時に梅雨入りも早まるとの予想なのでこれから空模様を見ながら収穫のタイミングを計ることになります。




 もち麦の穂が色づくのは穂についている麦粒の一つ一つがうす緑から紫に変わってゆくと同時に穂先に伸びるノゲも紫になります。この結果、麦畑全体が紫色に覆われ幻想的といわれる風景が見られるようになるのです。




 麦粒が紫色に見えるのは外側の薄皮の部分がうす緑から紫に変わるからです。薄皮の内側にはデンプンが蓄えられるのですが、今の段階はまだ水分量が多く、デンプンを水に溶かしたようなミルク状になっています。このミルクが美味しいらしく畑の端に植わっている麦の穂はほとんどスズメに食われています。この先麦粒に含まれる水分が徐々に減り麦粒が硬くなってきたら収穫のタイミングです。このため毎日、麦粒の水分量を測ります。
 水分量が少なければその分、収穫したあとの麦粒を乾燥させる手間が少なくて済みます。紫色に色づいた麦の穂は初めは上を向いていますが次第に穂首が下向きにカクンと曲がってきます。ほとんどの穂首が下に向いたあたりが収穫の合図です。このまま畑に置いておくとやがて倒伏といって茎ごと倒れてしまいます。倒れた麦を収穫するには一つ一つ起こさなければなりません。しかも倒れて土にまみれた麦は品質的にもよくありません。




  もち麦の収穫時期はだいたい梅雨入りの直前になります。梅雨に入ると麦の穂が乾かず収穫作業がやりにくくなります。今年は九州で早くも梅雨入りとのことで、首都圏の梅雨入りも例年より大幅に早まるとの予想です。梅雨の晴れ間に麦刈りのタイミングがうまく合えばよいのですが。収穫に必要な機械設備の準備も急がなければなりません。

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16324840272657 Thu, 13 May 2021 12:29:00 +0900
<![CDATA[原発事故10年、あの雨の日を忘れない]]> http://kashiwa-tanaka.jp/blog/2655?site=tanaka 柏たなか農園にとっての321日は特別の日です。10年前のこの日、東京電力福島原子力発電所が吐き出す放射性物質を大量に含む雨雲が首都圏へと南下、東京の手前の千葉県北西部・東葛地方に大量の放射能の雨を降らせ、この地に住む者、事業を営む者の多くが環境汚染とそれに伴う風評被害に苦しむことになったからです。原子力発電所がある限り同じような事故は日本のどこでも起こりうるわけで、直接体験した者として伝え続けなければならないと思います。

 

あの日から半年?1年くらい?でしょうか、東葛地方の中心都市である柏市は放射線量の多い「ホットスポット」としてテレビなどで繰り返し報道されました。その結果、柏市内の地価が下がり、農産物が出荷できなくなるなど大変なことになりました。

 

柏たなか農園も一般市民向けの野菜作り教室「土の学校」がピンチに陥りました。会員が農園で作った野菜を家に持って帰っても食べてもらえない、孫に食べさせようとするとその子の母親から拒否されるといったことも起きていました。翌年、新会員を募集するもほとんど集まりません。前年の2010年に生産を始めたばかりのもち麦は放射線量が規制値ぎりぎりのため全量廃棄しなければなりませんでした。

 

柏市内の放射線の測定値は徐々に下がって行ったのですが、問題は「風評」でした。柏の米や野菜は放射線量を測り規制値を下回るものだけを出荷していたにも関わらず食品スーパーなどでも敬遠されるようになりました。住民の中には他所の街へと逃げ出す人が相次ぎました。住める土地に住めず、食べられる作物も食べられず、このままでは地域社会が崩壊してしまいます。

 

事態の打開に向けて市民が動き出しました。柏市内の農産物生産者と消費者、それと有識者が集まり「安全・安心の柏産柏消」円卓会議というのを立ち上げました。ここでどうしたら柏の農産物を安心して食べられるようになるかを議論しました。その中で一つの試案をまとめました。それが「食品1kgあたり20ベクレル」という基準です。基準内であれば安心して食べられますよという柏地方の基準です。この基準を柏市内の食品スーパーや食品店、飲食店などが受け入れました。これが契機となって柏市内から首都圏へ、全国へと柏の農産物が受け入れられるようになりました。

 

あれからちょうど10年、あの時全量廃棄した柏たなか農園のもち麦はその後の健康食ブームもあり自社の畑だけでは生産が追いつかず近くの農家に委託生産をお願いして生産量を確保するまでになりました。土の学校も鉄道(つくばエクスプレス)沿線に移り住む“新住民”を中心に子育て世代が集まってきて、原発事故当時には想像できないくらいにぎわっています。

 

いまでは柏や近郊の人々も柏が10年前にホットスポットといわれて大変なことになっていたことなど記憶のかなたに消え去ったかのようです。しかし、原発暴走事故によるすさまじい環境汚染とそれに伴う風評被害のことは忘れるわけには行きません。さらにこれらを克服するための市民の行動が危機に陥った地域社会を救ったということを忘れてはなりません。

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16324840272655 Sun, 21 Mar 2021 21:59:00 +0900
<![CDATA[正月に向けて畑の賑わいを残す]]> http://kashiwa-tanaka.jp/blog/2654?site=tanaka

 毎年今ごろになると土の学校の実習畑はさびしくなるのですが、今年は少しでも賑わいを残しておきたいと頑張りました。これから正月に向けて鍋ものなどに使えるハクサイ、長ネギなどが残っていますが、さらにホウレンソウ(チヂミホウレンソウ)、コマツナも種まきを遅らせて何とかここまで引っ張ってきました。

 土の学校の秋は畝いっぱいに種まき、植付けをして収穫の秋を迎えることができました。カブ、ホウレンソウ、シュンギク、ミズナ、キャベツ、レタス、ロメインレタスなどの定番野菜に加えてサトイモ、ラッカセイなども栽培しました。実習畑の他に広い麦畑の刈り取り跡を使ってサツマイモも栽培しました。これらの作物はほぼ11月までに終わりました。




あとに残るのはハクサイと長ネギ、ニンジン。それに寒さ対策として畑の土に埋めたダイコンなど、だんだんさびしくなります。

これまではこの程度でしたが、正月を前に畑がさびしくみえるのが気がかりでした。土の学校は基本、露地栽培なので冬に向かって加温するなどは大変です。それでも冬に収穫できる野菜の種類をもう少し増やせないだろうか考えて来ました。その結果、今年試みたのは葉もので寒さに強い野菜を少し時期を遅らせて種まきすることでした。その一つがチヂミホウレンソウで種まきは10月後半でした。さらにコマツナをタネからではなく苗を育てておいて畑に植付けるという試みを11月中旬にやりました。




 チヂミホウレンソウ、コマツナとも頑張れ頑張れと応援のかけ声だけでしたが、12月の後半には収穫できる大きさに育ちました。肥料を与えるタイミングなどもう少し工夫すべき点はありますが、とにかく真冬に収穫できる葉もの野菜の種類を増やすということでは第一歩を踏み出しました。




これから正月に向けて鍋物などで身体の芯から温まりたい時期です。冬の野菜の種類を増やしてこの時期の料理にもっと彩りをくわえたいと考えています。

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16324840272654 Fri, 25 Dec 2020 23:26:00 +0900
<![CDATA[もち麦の種播き終わりました]]> http://kashiwa-tanaka.jp/blog/2650?site=tanaka

もち麦の種播き、やっと終わりました。

種播きは10月から時間をかけて準備します。畑の雑草を刈払い、除草剤を使って取り除き、その後利根川対岸の守谷市の牧場から運んできた堆肥を10アールあたり23トン撒いて地力をつけます。撒く堆肥の量が多いのでこの作業が一番多くの時間と体力を使います。




 今年は春から畑の水はけ対策を進めてきました。昨年まで畑の一部の水はけが悪くなり、ぬかった畑では2月の追肥ができないということも起きていました。そこでサブソイラーという器具をトラクターの後ろに付けて畑を縦横に走らせ、畑の地下に水の抜け道を作ってきました。この作業は一度やればその後はほったらかしというわけには行かず、畑が一段落するたびに3ヶ月か4ヶ月に1回くらい作業を行います。今回の種まきにあたっても堆肥を撒いた後、畑全体にサブソイラーを付けたトラクターを走らせて地下の水の抜け道作りをしました。

 タネの準備で大事なのは、このブログで何度も書いた黒穂病の防除のための消毒です。農薬は粉状でもち麦の種と粉剤をコンクリートミキサーを小型にしたような装置で混ぜ合わせます。粉剤は軽いので風が吹くと一気に舞い上がり飛び散ります。結構きつい薬剤で目に入ると痛みを感じるほどです。このため、目はゴーグルで、口鼻は強力なマスクで覆って作業者を守らなければなりません。作業者の姿は異様な感じがしますがやむなしです。




 畑の準備とタネの消毒をすませてやっと種まきです。トラクターの後ろに取り付けた種まき用の装置に消毒済みのタネと肥料をセットしてトラクターにひかせます。種まき装置からはトラクターが進んだ分だけタネと肥料が畑に落とされるようになっています。タネは播く麦の種類などによって、肥料も種類によって大きさ、形状が違うので予め落とす量を調整しておかなければなりません。実際にどのくらい落ちるかはトラクターを走らせなければ分らないので、走りながら調整することになります。 

 種まきが終わると1週間くらいで発芽します。そのまま放っておくと麦畑に雑草が芽を出し大繁殖してしまうので除草剤を散布します。

 発芽したもち麦はこの後、地上部はあまり成長せず、ひたすら地下に根を広げていきます。寒い季節で日照時間も少なく、植物の生長の仕方としては合理的なように思います。麦類とコメを比べてみると、コメは夏の暑くて降雨量の多い時期の作物です。これに対して麦類は寒くて乾燥している時期の作物です。同じイネ科でもまるで正反対のような生育条件の中で育ちます。ある意味、気温の低い時期に栽培すると麦類は病害虫の大発生もあまりないわけで、栽培管理がしやすいともいえます。

タネの消毒のところで触れましたが、農薬の人体への影響というと農産物を食べる消費者への影響が話題になることがありますが、実は農作業の中で農薬に直接触れる機会の多い農家の方がはるかに大きな影響を受けています。農家を農薬の薬害から守るための対策にもっと目を向けてもらっても良いのではないかとも思うのですが、現実には消費者への影響ばかり目が向けられる世の中の現実に違和感を覚えています。

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16324840272650 Sat, 21 Nov 2020 23:53:00 +0900
<![CDATA[イモ掘り体験、空前の大人気]]> http://kashiwa-tanaka.jp/blog/2649?site=tanaka

 農園の秋の一番のイベントといえばイモ掘りです。10月は3回開催しましたが2回目に予定していた17日が雨天で翌18日に変更となり、都合悪かった人が流れ込んだこともあり31日は110人を超える、農園としてはかつてないものすごい参加者数になりました。




 イモ畑いっぱいに広がる芋の枝葉を取り除くことから始めます。芋のつるを残していたのでは仕事にならないのでまず枝葉をまとめて畑の外に出します。それからやっとイモ掘りが始まります。この日の参加者はほとんど子連れです。親たちはできるだけ子どもにイモ掘りの作業をさせたいのですが、子どもにやらせても作業ははかどりません。イモ畑を区切って参加者ごとに区画を割り振るのですが、参加者も早いチームと遅いチームができてしまいます。農園長の私が声を張り上げて作業の指示をするのですが、「イモ掘りは競争ではありません」と最初に断っているのでせかせたくありません。結果、のどかな時間が過ぎていきます。




 掘り出した芋を軽トラで運んで畑の広場のビニールシートに広げます。その後は掘り出した芋をみんなで山分けします。この日はたくさん掘り出せたのでその分、たくさんのイモをお持ち帰りいただくことができました。その後、もみ殻くん炭焼き器を使って焼き上げる農園特製の焼き芋を試食してもらいました。




 最後は農園のあちこちを回って作物を収穫してもらう農園ツアー、ハロウイーンカボチャのくりぬきワークショップ、たき火と3コースに分かれて農園の秋を最後まで楽しんでもらいました。1031日がちょうどハロウイーンに重なったこともあり参加者数が多くなりすぎないかと心配でしたがちょうどカボチャの数だけ参加者が集まってくれて、みんなで自作のハロウイーンカボチャをお持ち帰りいただくことができました。農園ツアーでは広~い農園全体を案内し、ピーマン、コマツナなど農園の畑に植わっている野菜を収穫してもらいました。




 今回、参加者数がとてつもなく多くなったのは、やはりコロナによる感染者の広がり、人が集まる場所への集中が規制されるなどの中で、残された数少ない開放空間ということで農園に人気が集まったのだと思います。

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16324840272649 Sat, 31 Oct 2020 23:49:00 +0900
<![CDATA[秋の楽しみ「イモ掘り」に向けて]]> http://kashiwa-tanaka.jp/blog/2648?site=tanaka

 秋の畑の楽しみはイモ掘りです。今年のサツマイモは試し掘りしてみたところサイズが少し小さめです。理由はよく分りませんが、長梅雨で日照時間を確保することができなかったことが芋の生育に影響したと思われます。

 今年は広い畑を目いっぱい使ってサツマイモの苗を植付けました。といっても植付けた苗の本数は前年と同じか少し増えた程度で、ただ芋の畝と畝の間を5mと広~く取ってみました。畝間5mというとスイカ並みの広さです。少し広すぎる気もしますがのびのびとつるを伸ばしてもらえば良い芋が採れるのではないかと勝手に考えてのことです。




 実際の芋の成長ぶりは天気にも左右されるのでなかなか当初の計画どおりには行かないものです。特に今年は6月下旬にイモ苗を植付けた後、7月の1ヶ月間まるまる雨模様の曇天続きでした。初期成長がうまく行くはずがありません。ところが月が変わると同時に梅雨が明けました。それでも8月の高温と晴天続きで遅れを取り戻せるかどうか、まったく見当つきませんでした。結果的には芋のつるは急速に伸びて広い畝間を覆い尽くすほどになりました。ただ、7月の1ヶ月間、日照が極端に少なく8月、9月を合わせてのトータルの日照時間は平年をかなり下回りました。このため芋を太らせるのに必要な日照時間は十分確保できたとは言えません。




 芋の種類は安納イモとベニハルカの2種類。安納イモは焼き芋にするととろ~りととろけるような甘さになるのが特徴です。ただ、もともと南国育ちの品種で寒さに弱く冬に保存しづらいのが難点です。これに対してベニハルカは安納イモに比べると寒さに強く冬まで持たせることも可能です。

 焼き芋はやはり寒い季節ほど暖かさが身にしみ美味しさがいっそう増すのでこれまでは安納イモを多めに植えていたのですが、今年は寒さ対策のことも考えほぼ同数の苗を植付けてみました。


 結果は、ベニハルカは植えた苗がほとんどそのまま育ってくれましたが安納イモは途中で枯れてしまうものが続出、全体の3分の2くらいに減ってしまいました。つるの伸び方もベニハルカの方が広がりが大きく、スイカ並みの畝幅5mの広~い畝間を覆いきってしまうほどです。これに対して安納イモは畝間を覆い尽くすまでにはならず、ところどころ地面が露出しているところが見えます。



 今年のサツマイモ栽培はトータルとしてお天気に恵まれたとは言えません。では天候不順への対策はどうあるべきだったのだろうかと改めて考えてしまいます。振り返ってみて、7月の曇天続きの時に何らかの対策があったのでしょうか? 遅い梅雨明けの後に打つべきカンフル剤のようなものは思いつきませんでした。当農園でやれたことといえば草取りくらいです。そもそも7月の長梅雨がいつまで続くかわからず、8月に入れば夏らしい天気が戻ってくるという保証はどこにもなかった訳で、気象の変動を予想して対策を立てるなどできなかったでしょう。

 来年以後に備えて原因と対策を考えておかなければならないはずですが、正直言ってよく分りません。気温はこのところ下降線をたどっています。ホカホカの焼き芋が恋しくなってきました。

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16324840272648 Thu, 24 Sep 2020 22:56:00 +0900
<![CDATA[長梅雨でスイカが不出来、関連イベントも中止や規模縮小]]> http://kashiwa-tanaka.jp/blog/2647?site=tanaka

 長い梅雨が終わりやっと夏が来ましたが、畑の作物には長梅雨による日照不足、病害虫の拡大といった影響が出ています。柏たなか農園の夏の主力作物はスイカですが、もろに影響を受けました。

 スイカは植え付けから3週間くらいでつるが伸び、花が咲き始めます。花には雄花と雌花があり、雄花の花粉を雌花の柱頭に振りかける(=授粉という)ことで生殖が行われ、実がつきます。ところが長雨のため授粉がうまく進まず、実が付きにくい状況が続きました。




 さらにウリハムシの大発生でスイカの葉が食い荒らされ、しかも根元に卵を産み付け大増殖していきました。葉や茎が黒くなり腐ってしまう病気が根元に近いところからどんどん広がり、スイカのつるがあまり伸びないうちに枯れてしまうこともありました。

 スイカの苗を植付けたのは5月から6月初めにかけて、農園の広い畑の中の5カ所でした。順調に行けば8月前半から収穫が始められるはずで、スイカ収穫イベントも何回か計画しました。ところが2カ所は花が咲く前にほとんど枯れてしまいました。1カ所だけ梅雨の期間も実を付けましたが、日照不足で甘みがのらないまま枯れ上がってしまいました。




 後の2カ所が梅雨明けから授粉を始めたのですが、実が太って甘みがつくのは8月の後半から9月初めとなりそうです。このためスイカ収穫イベントも一部中止とし、残る開催日も規模を縮小しなければならなくなりました。

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16324840272647 Sat, 08 Aug 2020 06:45:00 +0900
<![CDATA[収穫体験、野菜値上りでお母さん夢中]]> http://kashiwa-tanaka.jp/blog/2646?site=tanaka

 農園の夏の楽しみは野菜の収穫体験。24日は野菜を収穫してそのまま野菜トッピングのピザを焼く体験イベントを開催しました。コロナ対応でお出かけもままならない都会の親子連れが多数「身近な開放空間」である農園に来てくれました。長雨の影響で野菜が値上がりする中、農園の収穫体験はお母さんたちにも好評で親子夢中になってイベント楽しんでいました。25日も同じイベントを予定したのですが時々強い雨が降る悪天候で残念ながら中止。今年は長雨に翻弄されながらも夏野菜収穫体験を次々計画しています。



 ピザ焼きは屋外で手軽に楽しめるお料理企画。柏たなか農園・土の学校の会員さんでお料理の先生をしている方が講師をしてくれました。イーストを入れたピザ生地をこねて30分くらい発酵させます。



発酵させている間、畑のあちこちで栽培している野菜を収穫しまくります。24日の収穫物はナス、ピーマン、万願寺トウガラシとゴーヤ。余った分はお持ち帰りということでピザ焼きに使うよりはるかにたくさん収穫しました。ピザには使わないキュウリや長ネギもついでに収穫しました。長梅雨で野菜が値上がりしているためか、お母さんたち真剣そのもの。




取ってきた野菜を細かく切ってピザ生地の上にのせてからピザ窯に入れます。ピザ焼きは別の会員さんが手伝ってくれました。窯に入れてから数分で焼き上がります。野菜を刻んでピザ生地にのせるのはお父さんの役割。早く食べたい子供らに急かされるように懸命に包丁を動かしていました。




ピザを食べた後は広~い畑を見学です。利根川の堤防のわきまで広がる畑にはスイカが黄色い花を咲かせてちょうど授粉作業の最中です。8月後半から9月にスイカの収穫体験を予定しています。隣の畑にはサツマイモがやっとつるを延ばし始めたところです。イモ掘り体験は10月~11月に開催予定です。次の収穫体験の予告編をかねて農園見学をしてもらいました。



都市に近い場所にある農園はコロナ対応で密集する場所にお出かけができなくなった都市の住民にとって数少ない開放感のある行楽地ともいえます。このため、この夏はいつもの年に増して農園で開催する農業体験への関心が高まっているように思われます。早く天気が回復することを期待するばかりです。

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16324840272646 Sat, 25 Jul 2020 14:50:00 +0900