「都市」と「近くの農業・農村」を結ぶ柏たなか農園のブログ

投稿日:2018年4月30日 12:14 pm



 今年もGWの前半に土の学校の「春の集い」を開催しました。史上最悪の環境汚染をもたらした2011年の原発事故以来、春の集いでは土の学校の会員の皆さんで懇親を深めると同時に、環境を守ることの大切さをみんなで考える機会にしてきました。農園が避難場所になったらどうするかを考えながら、できるだけ地元のもの、自然のものを使うとか、少ない水で調理するとか工夫しながら料理を作ります。



 今回は近くの竹やぶの竹を使ってみんなで竹ご飯(=柏たなか農園の主力作物である「もち麦」を混ぜたもち麦ごはん)を炊きました。まず竹やぶから孟宗竹を数本切りだしてきます。火にかけた時に竹が焼け落ちてしまっては失敗なので、切り出した直後の燃えにくい竹が良いのです。新鮮な竹を、斧を使って縦方向に真っ二つに割ります。次にのこぎりで節間一つ分ずつ切って竹の飯盒を作ります。節と節の間にもち麦をまぜたお米と水を入れ、アルミホイルでふたをしてそのまま炭火にかけます。



 ここから約40分で炊きあがりですが、こういう時の40分は結構長く感じます。まだか、まだかと皆さん気になります。本当は炊きあがりを見てから飲食を始めようとしたのですが、待ちきれそうもないので先に始めてしまいました。準備作業が長かったので皆さん、喉がからからでまず飲み物があっという間にはけてしまいました。そうこうしているうちに竹ご飯も炊けました。竹の飯盒で炊いたもち麦ごはんは自然の香り豊かで好評でした。



 ご飯の他には味噌汁、バーベキューと野草のサラダを用意しました。野草はイベントが始まる前に希望者に来てもらい、畑の周りにあるノビルやコゴミ、フキなどを採集してもらいました。味噌汁やバーベキューに使う野菜は農園のが間に合わなかったので直売所で柏市内で採れた野菜を使いました。
 原発事故から7年が経ち、記憶もうすれてきていますが、事故がもたらした深刻な環境汚染のことは忘れられません。柏市を含む千葉県北西部地方は大人口を抱える都市部の割に豊かな自然と広大な農地があります。かけがえのない自然と農地を守るためにも普段から地域の環境に親しむ機会を持つことはとても大事なことだと考えています。

投稿日:2017年7月30日 9:46 pm



 畑の近くの田中近隣センターで30日、農園で採れたトマト、ナスなど夏の野菜をトッピングしてピザを焼こうという「ピザ焼き体験イベント」を開催しました。ピザ生地をこねるところから始めて、トッピングする野菜を切り刻んで上に載せ、オーブンで焼く作業は分かりやすく、参加した体験農園の会員さは全員「家のオーブンでも作れそう」とすっかりピザ焼きにはまっていました。



 柏たなか農園ではいま、トマト、ナスなど夏野菜が真っ盛り。これらの野菜を使ったイベントができないかと思案していたところに体験農園「土の学校」の会員さんから「採れたての夏野菜をトッピングしたピザを焼く体験講座を開催しませんか」と言われたのがことの始まりでした。暑い中、農園に通ってくる会員さんに聞いたところ「畑にピザを焼く窯を作るんですか?」などピザ焼きに興味を持つ人が意外に多かったので料理実習室のある公民館などの施設を探すなど本格的に取り組むことにしました。近くの田中近隣センターの料理実習室が週末でも案外予約が入っていないことが分かったので早速借りました。



 まずピザ生地。フツーに小麦粉をこねるだけでは違いが見えないので柏たなか農園の主力作物であるもち麦を生地に混ぜ込むことにしました。予め茹でたもち麦を用意して小麦粉の約4分の1の量を混ぜ込みます。トッピングにはトマト、ナス、ピーマン、万願寺トウガラシ、シシトウ、ゴーヤ、それにオクラも使いました。これらの野菜を片端から切り刻みピザ生地の上にのせて行きます。



 採りたての野菜を使うっていいですね。焼き上がったピザは一番上に振りかけたチーズ以外に動物性食品はなく、ほとんど精進料理ですが、もち麦入りのピザ生地の香りが良いなど大変好評でした。男性会員からはビールといっしょに食べたいとの声、焼いたピザすべてお持ち帰りされました。ピザ焼き、夏のイベントのネタになりそうです。







投稿日:2017年5月4日 12:20 am



毎年GWあたりで開催している土の学校の春の集い、今年は5月3日に開催しました。2011年の原発事故とその後の放射能汚染を体験したことで、春の集いは毎年サバイバルをテーマにしていろいろな企画を試みてきました。今年は畑に隣接する竹林から切り出した青竹を使ってご飯を炊いてみようという試み。



青竹の節の部分を含めて20cm~30cmを伐り出して炊飯器に使います。節の部分を底にしてお米と1.5倍の水を加え、木炭などの強い熱でご飯を炊きます。予行演習では約30分加熱し、火を落として15分おくと炊きあがるはずでしたが、本番では加熱に1時間近くかかりました。ご飯が炊けるまで待てないということで、予定より早く飲食を始めてしまいました。始めて少しして竹筒炊飯によるご飯も無事炊きあがりました。炊きあがった竹筒ご飯は底の近くのご飯までスプーンなどが届かず、斧で竹筒を縦に半分に割って食べました。日常生活の中では経験しないアウトドアな炊飯に参加者の皆さんも大感激でした。



この日は竹づくし。盛り付ける食器にも出来るだけ竹を活かそうということで、青竹を縦に半割りにして節と節の間にサラダを盛り付けてみました。これも他では見かけない珍しい光景。テーブルに運ばれてきた長ーい容器をにもられたサラダを一人一人紙の容器に取りわけてたべていました。筍も竹林から取ってきたのを皮がついたまま火にくべてやわらかくした後、だしを入れて鍋で煮込みました。



今回は会員の皆さんがたくさんの知り合いを連れてきてくれました。職場の仲間、団地のご近所さんなど、声かけして誘ってくれました。その結果かつてない参加者数となり、子供さんも多く参加して、農園はとても賑やかな一日となりました。


投稿日:2016年10月2日 10:38 am



今年もイモ掘りやります。8月から続く長雨でイモのできが心配でしたが、試し掘りしてみたところ、まずまずの出来のようです。



 イモ掘りはサツマイモの葉で覆われたイモ畑からイモづる式に掘り出します。今年の栽培品種は甘味が強いベニハルカと安納いも。イモを傷つけないように外側からそっとスコップを入れ、土の中からごっそり掘り出すのが快感です。この楽しさはやってみないと分かりません。お父さん、お母さんもおもわず夢中にさせてしまいます。



収穫の後は柏たなか農園特製のもみ殻を使った美味しい焼き芋を味わっていただきます。もみ殻焼き芋というのは収穫が終わったお米のもみ殻を集めてきて、炭状の「クン炭」というものを作る過程で焦げた状態のもみ殻の中にサツマイモを1時間近く放り込んでおくと自然にやわらかい焼き芋ができるというものです。特に安納イモでつくるもみ殻焼き芋にはねっとりとした甘味があり、比類のない美味しさです。



最後に掘り出したイモをお持ち帰りいただきます。ぜひご家族で、お友達同士で体験してみてください。場所はTX柏たなか駅から車で5分の「柏たなか農園」。昨年、一昨年来てくれた方ももちろん大歓迎です。 (詳細はお知らせ欄参照)



投稿日:2016年1月31日 9:56 pm



柏の野菜だけでキムチ漬けを作ろうという主旨で毎冬、柏キムチ講習会を開催してきたのですが、なぜか参加者の関心が高いのがキムチに使う柏たなか農園特製のイカの塩辛、塩は使わず味噌を使っているので「みそ辛」といった方がいいのかもしれません。塩の代わりに味噌を使っているので味はしょっぱくなくマイルド、どんぶり1杯でも食べられます。作り方に特別なことはないのですが、リクエストが多いのでここで紹介します。

 

 材料はイカと味噌だけ。イカは大型の生するめイカ、体の表面の色が退色していない新鮮なものに限ります。味噌は本来の強さのあるもの、市販のものより味噌作り講座などで教えられるものがお勧め。理由はこの後説明して行きます。

 




 イカは大きくて表面が黒光りしているもの。鮮度が落ちると茶褐色から白へと色が抜けてくるのですぐにわかります。

 

 イカの外套の中に指を入れてワタの部分をていねいに抜き取ります。いっしょにくっついている10本の足を切り離し、ワタだけどんぶりの底に置きます。どんぶりには予め味噌をスプーンで2杯くらい入れておきます。ワタをていねいにつぶして味噌と混ぜ合わせ、タレを作ります。




 ワタ以外に外套の中に残っているものはすべて取り除いて捨てます。1本だけ骨のようなものがてっぺんまで貫通しています。これも引き抜くように取り除きます。

 

 外套の先のミミと裾の部分をを包丁で切り落とします。外套の上端から裾まで包丁で1本の切れ目を入れ、そこから皮を剥きます。この時、黒光りしている皮はすーっと剥けるのですが、鮮度が落ちて白くなった皮の部分は簡単にははがせません。



 皮をきれいにはがしたら幅58mm、長さ2cm程度に切り刻みます。外套以外では、足の中でも特に長い2本の足とか体の真ん中についているトンビといわれる部分とか、どこまで入れるかはお好みでよいと思います。

 

 これらをどんぶりの中にそっくり移し、先に作っておいたタレとよく混ぜます。これで出来上がり。少しの時間、ねかせておくと味がよく浸み込みます。

 


 イカの塩辛といえばイカのワタに塩を振りかけたものをタレにして使うのが一般的ですが、塩ではなく味噌を使うことでイカの臭みを抑えることができます。

 

生イカを熱処理せずに食用にする時の課題はまずイカの臭みを取り除くこと。そこで塩を大量に振りかけたり、香辛料をかけたり、いろいろとトライされていますが、味噌を使うことで課題は一気に解決します。柏たなか農園のイカのみそ辛は味噌を使うことでイカの臭みを抑え込んでいるのです。ということはイカの臭みを抑えることができるかどうかが味噌選びのとても重要なポイントになります。

 

食料買い出しのたびに食料品店の味噌コーナーが気になります。「おいしいかどうか」ではなく「イカの臭みを抑える力があるかどうか」が気になるのです。今までとは違う観点から味噌を見直してみてはいかがですか?

 2610時から柏駅前のアミュゼ柏で今シーズン最後の柏キムチ講習会を開催します。詳細は「お知らせ欄」をご覧ください。



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