「都市」と「近くの農業・農村」を結ぶ柏たなか農園のブログ

投稿日:2013年9月30日 10:14 am

29日の午後、雑草だらけになっていた柏たなか農園のカボチャ畑で「カボチャの収穫体験」を開催しました。今回のイベントには近くの東大柏キャンパスの学生さんらが主催する「balloon」というグループが子供らを連れてきて盛り上げてくれました。

 カボチャの苗を畑に植え付けたのは6月下旬でした。カボチャの品種は6種類。一番多く植えたのは「みやこ」というとても作りやすいカボチャです。表面が白い「伯爵」というカボチャも植えました。栗カボチャ、小さな坊ちゃんカボチャなど。これらは普通のカボチャの形をしていますが、これとは異なる首の長~いツルくびカボチャも4株ほど植えました。それから3ヵ月でカボチャのつるも伸びましたが、それ以上に雑草が繁茂してしまいました。

 夏はスイカの草取り、収穫、出荷に追われていたのでカボチャまで手が回りませんでした。9月に入ってカボチャ畑を見てみると畑とは言えないほど雑草に覆われ、草取りもどこから手をつけていいのか分からないような状態でした。放置しておくわけにもいかず、刈払い機で背の高い草を刈り倒し、カボチャの苗を植え付けた根元の部分に入り込んでいる雑草は引き抜くなど少し手を入れたところで「収穫体験」をしました。9月15日に収穫体験を開催する予定でしたが当日、台風が上陸したので29日に延期しました。その間にさらに雑草が伸びました。

 畑の外から見えるカボチャはほんのわずかです。ところが、収穫を始めてみると、雑草の下から出てくるわ出てくるわ、わずか6アールほどの畑ですが100個以上は採れたでしょう。大きさは、普通のカボチャで大きいのが1.4~1.5㎏でしたが、ツルくびカボチャはケタ違いで4~6㎏もありました。収穫の後は、料理の先生に作ってらった「カボチャのチーズケーキ」をみんなで食べました。
 この日参加してくれたballoonの皆さんには、10月5日に柏の葉キャンパス駅前で開催される青空市「マルシェコロール」で今回収穫したカボチャを販売してもらうことにしました。カボチャの収穫体験に参加してくださったみなさん、お疲れさまでした。

投稿日:2013年9月24日 10:06 pm


 柏たなか農園の主力作物である「もち麦」を置いてくださるお店が増えてきました。この春までは柏市では、市内最大の直売所「かしわで」、市内最大の団地である松葉町団地にある「くらしの里」の2カ所でしたがその後、JR北柏駅前の「農家の集い」、東武野田線江戸川台駅前で手芸品などを扱っている「ピポット」(となりの流山市)、手賀沼沿いで農産物の販売でにぎわっている「道の駅しょうなん」が加わりました。「どこで売っているの?」と聞かれるたびに説明するのが大変だったのですが、とりあえず柏地方ではすぐ近くのお店を紹介できるようになりました。


 「かしわで」では昨年から、収穫祭などのイベントが開催されるたびに来場者にもち麦を試食してもらったことなどが功を奏してもち麦ファンが増えてきたようです。リピーターと思われるお客さんもいらっしゃるような感触です。「しょうなん道の駅」では9月中旬からもち麦を置いてもらったところ、驚くほどの売り上げになりました。この道の駅は通行量の多い県道沿いで特に地元農産物が人気の的です。お店全体に農産物が元気なことがもち麦の販売にもつながったようです。


 JR沿線では北柏駅前の「農家の集い」に初めて置いていただきました。これからJRの沿線、それからつくばエクスプレス(TX)の沿線の駅前でも置いてもらえる店を探そうと考えています。
 このほか利根川を渡った取手市の戸頭団地にあるスーパー「プロマート」でも置いてもらっています。この地域でももち麦ファンが少しずつ増えているらしく、この春から売れ行きがぐんと伸びてきました。
 TX沿線の駅前などで開催される青空市で「ここで売っていたの」と声をかけられることも良くあります。そして必ず「いつもはどこで売っているの?」と聞かれます。健康食品としてのもち麦(もち性の大麦でもみ殻のついていない裸麦)の効果についてテレビ番組で結構詳しく紹介されたことなどが影響しているのでしょう。

送料一律600円のネット販売も
 これまでもち麦を置いてもらうお店の開拓に力を入れてきましたが、全てのお客さんに「すぐ近くのお店」を紹介できるようになるまでには時間がかかります。そこで8月からは「ネット販売」も始めました。ネットでご注文いただくと、1袋500円のモチ麦を何袋でも送料は一律600円でお届けするサービスです。柏市内のお店まで出かけるのは大変という方はぜひネット販売をご利用ください。