「都市」と「近くの農業・農村」を結ぶ柏たなか農園のブログ

投稿日:2010年4月26日 12:11 am

ようやく春らしくなってきました。気がつくと農園のあちこちに花が咲いています。
去年11月に種まきしたハーブのヒメキンギョソウというのがぴょんぴょんと跳ね出すように出てきました。花が咲いては枯れていくのですが、次々と咲くのでトータルとしては増えてます。



緑肥作物といって、ある程度成長したら畑にすき込んで次の作物のための土づくりに役立てる作物があります。緑肥作物の一つであるマメ科のフェアリーベッチの種を昨年11月に播きました。3月後半くらいからぐんぐん伸び出し今では厚さ30cm位になって畑を覆い尽くしています。このフェアリーベッチも赤紫の花を咲かせ始めています。




畑の端に取り残されたかのように咲いているのは、去年種まきしたものの出来そこなって放置してあった野菜です。黄色い花が咲き誇っているのはサントウサイ。キムチ漬けの材料に使うつもりで種まきしたものの、冬の餌のない時期に鳥に食われて収穫できませんでした。




その隣に薄紫色がかった白い花を付けているのはカブとダイコン。種まきが遅く、まともな大きさにならなかったので一部収穫したあと、放置しておきました。それがこの時期に一斉に花を咲かせているのです。



畑の野菜作りの邪魔になる植物の代表格、ナノハナも次々と姿を現してきました。ナノハナの黄色い花は畑の景観を明るくしてくれるのですが、とても繁殖力の旺盛な植物で、放置しておくと畑をナノハナだらけにしてしまいます。生命力が強く、引っこ抜いて道端に置き去りにしておくと、いつの間にか地面に根を伸ばし生き返ってしまいます。見つけ次第抜き取っていますが、繁殖の速度が早く抜き取り作業が大変です。
サントウサイもカブ、ダイコンもナノハナもみんなアブラナ科。四つ葉のかわいい花を咲かせます。ただかわいいで済めばよいのですが、病害虫が多く、作物としては世話が大変です。

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投稿日:2010年4月8日 10:43 pm



どこに行っても桜、桜の季節ですね。柏たなか農園の畑の裏にある医王寺(お寺からみると農園の方が「裏」)もいまちょうど桜が満開です。大きく広げた千手観音の手のひらにありったけの花びらを乗せたような姿が感動的です。桜の木の左側にちょこっと見えているのは本物の観音像。背が高く、普段はとても目立つ観音様ですが、この季節だけは桜に圧倒されてしまいそうです。

駐車場の隣にはこれまた立派なしだれ桜。こちらは一足先に満開になっていました。



いまは桜が謳歌してる医王寺ですが、実は「ボタン寺」とも呼ばれ、5月の連休前後には1万本を超すボタンが咲くそうです。桜の名所は多々あれど、これだけのボタンを見ることができる場所はそう多くはないでしょう。若干、医王寺の宣伝になってしまいました。
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投稿日:2010年4月8日 10:53 am

市道の両側、一番目につく場所で栽培している大麦が急速に伸び始めました。缶コーヒーと並べてみると2倍から3倍の大きさになっています。







2週間前には同じ大きさの缶コーヒーと肩を並べるほどでした。



気温は一進一退を繰り返しながら少しずつ上昇していますが、畑の作物の成長は急速です。大麦は他の植物の根の拡張を抑えてまで自分の根を広げようとするそうです。冬の間に地下に根を広げ準備をしてきたところに、地上の茎葉の部分に日の光が当たり、気温が上昇したことで急成長が可能になったのでしょう。


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