「都市」と「近くの農業・農村」を結ぶ柏たなか農園のブログ

投稿日:2018年12月30日 10:03 am



「土の学校」の実習畑も正月用の秋冬野菜を収穫して少し寂しくなってきました。1年の締めくくりはたき火の会です。林の中に倒れた大木が朽ちて燃えやすくなっています。水路の脇にいつの間にか大きく育ってしまった雑木も放っておけません。竹やぶも放っておいたらどんどん広がって畑に迫ってきます。これらを伐りだしてきて適当な大きさにカットし、井桁に組みます。この日は風もあったので風よけに畑の端の少し低くなった場所に薪をくみ上げました。 

火を付け、勢いが強くなってきたら細かい枝や刈り倒した背の高い雑草、空の段ボールなども投げ込んでぼんぼん燃やします。会員さんの中には家の廃材を持ってきて火にくべる人もいました。家の中の無駄なものを捨てる断捨離のお手伝いにもなっているのです。

 家の周りでたき火を楽しむ機会のほとんどない子どもさんにとっても土の学校のたき火の会はまたとない機会です。林の中から木の枝や竹の切れ端を取ってきて投げ込むなど夢中になっていました。

 




たき火をたいている間にかまどと七輪を使ってハクサイと豚肉のはさみ煮を作りました。もみ殻で焼く柏たなか農園特製の焼き芋も作り、心も身体も温めました。




畑のまわりはほとんど雑木林や竹林に囲まれています。唯一、利根川に面した北側が遠く筑波山を望む広~い空間になっています。このゆったりとした自然景観の中に身を置くと、年末の都会のあわただしさも忘れてしまいそうです。