「都市」と「近くの農業・農村」を結ぶ柏たなか農園のブログ

投稿日:2013年2月3日 12:23 pm

小さいながらもビニールハウス、家の庭に建ててしまいました。ちょっと風が吹いたら飛んで行ったり、壊れてしまったりではまずいですから、ある程度頑丈でなければなりません。近くのホームセンターで組み立てキットのようなものを安く売っていたので飛びついてしまいました。

間口1間、奥行き1間半と小さなビニールハウスですが、それでも一人で組み立てるのは無理。先週、農園の仕事をいろいろ手伝ってくれている松本岳士さんに来てもらって、2人がかりで何とか組み上げました。

いざ組みたてるとなると大変です。まず、取扱説明書がものすごく分かりづらく、しかも不完全。その上写真は全て、カラーを白黒でコピーしたもので、まったく載せている意味がありません。想像力を働かせて、何とか取説を判読しました。作業者はやはり2人以上いないと組みたてられません。一人がハウスのパイプを押さえてやらないと別の部材をつなぎとめることができないといったことが起きるからです。朝から夕方までかけて何とか組み上げました。

骨組の外側を覆うビニールは、昨日まで2日間かけて一人で貼りました。ハウス本体は一応完成ですが、ハウスの中の温床や棚などはこれからです。

ところで、なんで家の庭にハウスを建てなければならないか疑問を持たれるでしょう。目的は野菜苗を育てるためです。いつもこのブログで紹介しているように、農場には土の学校の講習会に使うビニールハウスがあり、その隣にはもう一回り小さなのが建っています。ところが、農場には電気が来ていないので冬の朝はビニールハウスの中がマイナス5℃前後に下がってしまい、その中で野菜の種から芽を出させて苗を育てることはできません。

植え付け時期まで待って、ホームセンターなどで苗を買ってくれば済むかもしれませんが、売っている苗は品種が限られ、自分の判断で選ぶことができません。「苗半作」という言葉があるようにしっかりした苗を育てることが野菜作りの基本です。そんな大事な作業を人任せにはしたくないということもあります。

カテゴリー: 農業資材