「都市」と「近くの農業・農村」を結ぶ柏たなか農園のブログ

投稿日:2017年9月25日 9:49 pm

 四角マメの天ぷらを久しぶりに作ってみました。うまい。やはり四角マメは天ぷらが一番です。ほんのりほろ苦さが残っている他に特別なくせがない。それで天つゆでなく塩をつけて食べることにしています。最近は塩といっても抹茶味、梅味、山椒味、わさび味、さらにはカレー味といろいろな塩が売られております。どの塩をつけても美味しいのが四角マメの天ぷらのいいところでしょうか?四角マメと比較するためにナスの天ぷらも作ってみました。ナス天も柔らかくてくせがないので美味しいのですが、いろいろの塩の種類のどれにも合うのはやはり四角マメのような気がします。

 四角マメのシーズンは本場の沖縄では8月からですが、柏たなか農園では少し遅れて9月から出荷です。柏市内の直売所「かしわで」と柏たなか駅前のカスミに出しているのですが、はじめのうちはサッパリ売れず悩んでいました。天ぷらが美味しいので「四角マメのお薦めは天ぷら」と書いたポップを出していたのですが、売れないのです。たまたま柏市場の野菜卸の方にアドバイスいただきました。「天ぷらは残りの油の処理が大変なので家で天ぷら作る人は少ないです。炒めものとかスープとか他の料理を前面に出した方が売れるのでないですか」と言われて早速ポップを改めたところそこそこ売れるようになりました。さすが、市場の卸はプロだなーと感心したのですが、やはり一番のお薦めの天ぷらで使っていただきたいという気持ちもあります。
 四角マメの天ぷらでは苦い思い出があります。この夏、私の住む団地の夏まつりに出店、野菜天ぷらを出したのですがさっぱり売れませんでした。天ぷらは時間が経つと味が落ちてくるので早く売らなければなりません。ですが、揚げたてだからとお祭りを見に来た団地の皆さんがすぐ買ってくれるわけではありません。少し祭の会場を回ってお店の前に来たお客さんは揚げたてでない四角マメの天ぷらを見てスルーしてしまいました。四角マメの「6次化(注:農作物に加工・販売などでの付加価値を付けてより大きな収益が得られるようにしようというもの)作戦」は見事に大失敗。
 やはり天ぷらでなく炒めものやスープ、サラダといった食べ方で売って行くしかないのでしょうか?ポップでは「そのままゆでてサラダ、一口大に切って炒めもの、細かく刻んでスープなどいろいろ使えます」と書いた後、遠慮がちに「天ぷらもおすすめ。揚げたては中心部がインゲンの柔らかさ、羽の部分は野菜のしゃきしゃき感。この2つを併せ持つ野菜は他にありません」と書いてアピールしています。

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投稿日:2017年5月4日 12:20 am



毎年GWあたりで開催している土の学校の春の集い、今年は5月3日に開催しました。2011年の原発事故とその後の放射能汚染を体験したことで、春の集いは毎年サバイバルをテーマにしていろいろな企画を試みてきました。今年は畑に隣接する竹林から切り出した青竹を使ってご飯を炊いてみようという試み。



青竹の節の部分を含めて20cm~30cmを伐り出して炊飯器に使います。節の部分を底にしてお米と1.5倍の水を加え、木炭などの強い熱でご飯を炊きます。予行演習では約30分加熱し、火を落として15分おくと炊きあがるはずでしたが、本番では加熱に1時間近くかかりました。ご飯が炊けるまで待てないということで、予定より早く飲食を始めてしまいました。始めて少しして竹筒炊飯によるご飯も無事炊きあがりました。炊きあがった竹筒ご飯は底の近くのご飯までスプーンなどが届かず、斧で竹筒を縦に半分に割って食べました。日常生活の中では経験しないアウトドアな炊飯に参加者の皆さんも大感激でした。



この日は竹づくし。盛り付ける食器にも出来るだけ竹を活かそうということで、青竹を縦に半割りにして節と節の間にサラダを盛り付けてみました。これも他では見かけない珍しい光景。テーブルに運ばれてきた長ーい容器をにもられたサラダを一人一人紙の容器に取りわけてたべていました。筍も竹林から取ってきたのを皮がついたまま火にくべてやわらかくした後、だしを入れて鍋で煮込みました。



今回は会員の皆さんがたくさんの知り合いを連れてきてくれました。職場の仲間、団地のご近所さんなど、声かけして誘ってくれました。その結果かつてない参加者数となり、子供さんも多く参加して、農園はとても賑やかな一日となりました。


投稿日:2017年2月17日 10:54 pm

 15日から今日まで3日間、千葉市の幕張メッセで開催された「スーパーマーケットトレードショー」(SMTS)に出展、「千葉県柏のもち麦」を売り込みまくりました。SMTSは食品を中心とするスーパーの取り扱い商品を扱うメーカーなどがスーパーのバイヤー、卸業者らに売り込む商談会で、昨年に続き「地域資源活用の会」の枠の中で出展させてもらいました。柏たなか農園が売り込みに行ったのは今年5月に収穫、6月から出荷する2017年産のもち麦です。結果は、柏たなか農園の2017年産もち麦は全収穫量を合わせても間に合わないほどのたくさんの引き合いをいただき、ひとまず成功したといえそうです。SMTSでの引き合いの強さから予想すると、柏たなか農園だけでなく全国的に「2017年産国産もち麦」は収穫前にもかかわらず供給不足の様相になってきているように感じました。

 

 昨年5月に収穫した2016年産のもち麦は、輸入品も含めてずっと供給不足が続いていました。春先からテレビ放送でもち麦の健康効果が繰り返し取り上げられ、一気に知名度が上がったためです。しかし昨年から続くもち麦人気は一過性のものとは思っていません。というのは、柏たなか農園のある千葉県柏市ではずっと前からもち麦を入れたごはん=もち麦ごはんを食べて継続的にもち麦を購入してくれるリピーター客が定着し、その後も増え続けているとみられるからです。テレビ放送がきっかけになってもち麦はいきなり全国区になっていまい、柏市と同じような現象が全国に広がると考えられるます。2017年については輸入量がどこまで増えるかにもよりますが、国産もち麦の供給不足は当分解消されそうにありません。そういう中での商談会、引き合い殺到も当然と言えるかもしれません。

 

 昨年も柏たなか農園はSMTSにもち麦を出展(千葉市ではなく東京のビッグサイトで開催)したのですが、残念ながらバイヤーや卸業者らに関心を持ってもらうことができず、商談といえるほどの商談にはなりませんでした。テレビ放送を機会に全国的な需要の急拡大を確認できる前の段階で、バイヤー、卸業者らに理解してもらうことは困難だったという言い訳もでてきそうですが、私自身としてはちょっと納得できないところがあります。昨年SMTSが開かれた時点でも、千葉県柏市でのもち麦需要の強さは実感できていたわけで、このことをデータとして示すことによってバイヤー、卸業者らの関心を引き付けることはできたはずだからです。

 SMTSの後も各地で商談会が開かれる予定ですが、恐らく2017年産の国産もち麦の供給不足は解消されないでしょう。農家としては供給過剰で農産物価格が暴落するのもつらいですが、需要にこたえられないのもつらいものがあります。農産物をうまく流通ルートに乗せて行き、需要にこたえてゆくにはそれなりの知恵も技術も必要でしょう。17日の午後4時、SMTSの会場に蛍の光の音楽が流れた時には、3日間展示棚の前に立ち続けた体が疲労の極に達していました。

カテゴリー: 出荷情報 イベント もち麦

投稿日:2017年2月1日 12:22 am

 
NHKの「趣味の園芸・やさいの時間」でおなじみの藤田智・恵泉女学園大学教授を講師に、東京大学柏キャンパスで講演会を開催しました。柏市ではここ数年で体験農園が10ヶ所以上に増えるなど市民が身近に野菜作りを楽しむことができるようになってきたことから、知名度の高い藤田先生に柏に来てもらい柏市とその周りの地域のやさい作りブームを盛り上げて行こうというねらいです。

テレビで人気の藤田先生だけに会場の東大柏キャンパスの図書館メディアホールがほぼ満席に近い人が来てくれました。講演のテーマは「やさい作りを楽しもう!!」。市民農園などで上手にやさいを作るポイントなどを話していただくはずでしたが、先生が教鞭をとる女子大での苦労話や登場するタレントさんたちの舞台裏など大いに脱線して会場が盛り上がりました

 


 
当然のことですが演壇に立つ藤田先生はテレビの番組に出ていた時とおなじ体型、「やさいはたくさん食べているのですが、肉も好きなので太ってしまう」とのこと。柏たなか農園の主力作物である「もち麦」をご存じなかったので先生にサンプルをお持ちいただきました。この1-2年、テレビでも良く取り上げられているのもかかわらず「食べるのを我慢せずに太り過ぎを改善できる」という「もち麦の効用」を先生にも知っていただきたいとの思いです。




 今回の講演会は柏たなか農園主導で進めたのですが、市内の4つの体験農園(ベジフレ、おおたかの森の畑場、オークファーム、シェア畑)も協賛という形で参加していただき、講演会でも皆さんに壇上に上がってアピールしていただきました。また柏市農政課も講演会のタイミングに合わせて柏市内の体験農園マップを作ってくださるなど行政面からのご支援もいただきました。東大柏キャンパスの施設を一般市民向けの講演会に使わせていただいたことも画期的でした。これからも機会を見つけて市内の体験農園の共同企画など仕掛けて行きたいと考えています。

投稿日:2016年12月30日 12:04 am



柏たなか農園の年の暮れは「たき火の会」で締めくくることにしています。今年も29日に開催しました。火をたいて野菜の煮物や焼き芋を作るだけのことですが、参加した土の学校の会員の皆さんもシンプルな野菜料理のおいしさを味わっていました。

 

 まずは畑で採れたハクサイの葉をまるごと使った「はさみ煮」。ハクサイの葉を重ねてその間に豚肉の薄切りを挟んで鍋で煮こみます。豚肉の方に塩コショーを振りかけただけで煮込んだのですが、ハクサイの甘みが効いておいしさいっぱい。

 

 カボチャの煮物も作ってみました。使ったのはつるくびカボチャという鳥のつるの首のように長くて曲がった形のカボチャ。普通のカボチャより皮が柔らかいので包丁で削り落とします。サイコロ状に切り刻んで少し塩を加えて時間をかけて煮込みます。「本当にお砂糖使っていないの?」、甘味料をいっさい使わずに煮込んだスープ状のカボチャを食べてみた参加者らが一応にその甘みに驚いていました。

 

 このブログで何回も紹介している「もみ殻焼き芋」も作りました。もみ殻を焦す時の熱を使って作るサツマイモの焼き芋、温度がとろーりとろとろのあまーい焼き芋を焼くのにちょうど良いようです。

 

 たき火の熱を使っただけのシンプルな野菜料理を味わう「たき火の会」、年末のあわただしさとは別世界のようなのどかな柏たなか農園でした。





カテゴリー: 土の学校 イベント
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