「都市」と「近くの農業・農村」を結ぶ柏たなか農園のブログ
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カテゴリー
投稿日:2011年7月28日 10:17 am
6月初めに麦刈りした跡に植え付けたスイカのつるがぐんぐんと伸びています。市道わきの約2反(2000㎡)に100本の苗を植付けました。1回目の植付けが6月9日、2回目が6月22日でした。
麦を刈り取った直後に除草剤を散布して、その後の管理をしやすくするのですが、1回目は刈り取ったもち麦の乾燥、調整の作業に追われていたため、除草剤の散布まで手が回りませんでした。それから1ヵ月半の間にスイカのつるも伸びましたが、それ以上に雑草が繁茂しスイカのつるは雑草に埋もれて日の光を受けられるか心配になってきました。2回目は除草剤をしっかり散布したので、雑草に悩まされることなくスイカのつるは順調に伸びています。
スイカについてもうひとつ心配なのが先週の台風以後、暑さが弱まっていることです。なかなかカラっとした晴天にならず、真夏のこの時期としては低い気温が続いています。スイカはカンカン照りが続かないと甘くなりません。スイカのためには猛暑は大歓迎です。
1回目に植え付けたスイカは次々と実をつけています。雑草をかき分け、スイカの実を見つけてはしの竹の支柱を立てました。現時点で1回目に植え付けたスイカ40株で長さ5cmを超える実が40個以上着きました。もっともっと着いてほしい。同時にもっともっと甘くなってほしい。そのためにはうだるような暑さが早く戻ってきてほしい。
体験農園ではトウモロコシやトマトがカラスに襲われるなど大変でした。8月から9月まで残った夏野菜の収穫が続きます。エダマメはさやの中の実がパンパンに入り上出来でした。これからモロヘイヤの収穫がはじまります。モロヘイヤはゆでるとねばねばして、夏の体力補強にとてもよいようです。トウモロコシ、エダマメなどは撤去して、次の秋冬作物の種まき、苗植付けのための準備に入りました。
投稿日:2011年7月15日 12:53 pm
先週の体験農園ではトウモロコシにアワノメイガの浸食が始まり大変でしたが、今度はカラスが襲ってきました。トウモロコシの畝には12本から16本くらい植わっていますが、中には半分以上食われた畝もあります。食われた跡を見ると、皮を上手に剥いたことが分かります。さらに、実り具合をくちばしでつついて確かめてから食べているらしく、まだ食われていない実にもつついた跡があります。本当に憎らしい鳥です。
トウモロコシの収穫はもう少し待ちたいところですが、先にカラスにやられてしまうので、やや小さめの実をもいできました。電子レンジで温めてみると粒はやや小さめですが、甘さは十分です。
トマトは大玉が色付いてきましたが、赤くなるとすぐにカラスにつつかれています。不思議とミニトマトは被害が少ないのですが、大玉は収穫にたどり着くまで大変そうです。
現在、畑の作業で一番時間を取られるのは草取りです。6月初めに植え付けた1000本のサツマイモのつるが本格的に伸び始めましたが、畝間の雑草も伸び放題です。このままでは秋にはサツマイモのつるが雑草に埋もれてしまいます。今のうちに手を打たないと大変なことになるので、まずイモのつるをどけてから刈払機で草を刈りまくりました。
投稿日:2011年7月10日 11:22 pm
7月9日につくばエクスプレス・柏の葉キャンパス駅前で開催されたマルシェに出店、今年のもち麦の販売を始めました。梅雨明けのぎらぎら照りつける日差しの下で、人の通りもまばらな中、柏たなか農園のお店に立ち寄ってくださった方たちの何人かは昨年からのもち麦ファンでした。本当にありがとうございました。
昨年は月1回開催のマルシェしかもち麦の販売機会がなく、何人かの方々にはもち麦を購入するためにわざわざ畑まで来ていただいたこともありました。あまりに申し訳ないので、今年は柏市内の雑穀店などでも購入していただけるように現在、交渉を進めております。
体験農園ではトウモロコシが収穫までたどり着けるかどうかのぎりぎりの攻防が続いています。9日、10日の講習会では会員の皆さんにトウモロコシの中に侵入したアワノメイガをピンセットなどを使って捕まえ、つぶしていただきました。一部はすでに雌穂に入られ、トウモロコシを根元から切り捨てなければなりませんでした。一部、オオタバコガも侵入してきました。収穫まで2-3週間、はたして持ちこたえられるでしょうか? 猛烈な暑さの中、トウモロコシの畝で緊張が続きます。
投稿日:2011年7月6日 9:41 pm
ついに体験農園にもやって来ました。トウモロコシの大敵・アワノメイガ。雄穂がところどころ枯れて倒れています。よく見ると穂の付け根のあたりに小さい穴が開いています。アワノメイガの幼虫の侵入口です。ほとんどのトウモロコシ畝で雄穂がやられています。中には雄穂がほとんどすべてやられているものもあります。
雄穂だけではありません。雄穂のずっと下から顔をのぞかせている雌穂のあたりの葉の付け根にも何やらおがくずのようなものが見えます。これもアワノメイガの侵入口です。すでに茎の中に入り込んでいるのです。雄穂にはまだ小さな幼虫がいっぱいくらいついていますが、茎に穴を開けたのは少し成長した幼虫で長さ3cmくらいのもいます。
トウモロコシは夏の野菜で一番の人気者です。それが今、大変なことになっているのです。雌穂の皮をむいてみると実はよく付いています。あと2~3週間くらいで収穫できます。それまでにアワノメイガの浸食を何としても食い止めたいです。実が良く付いているということは、受粉は十分だったといいうことです。受粉に必要な雄穂の役割は終わっているので、雄穂を切り取って、雄穂に侵入した幼虫ごと処分してしまうのが一つの対策です。
害虫、雑草がどんどん繁殖する中で、夏の体験農園では実もの野菜が次々と収穫期を迎えています。キュウリ、ナス、ピーマンなど、ちょっと見ないうちに急成長して、すぐに収穫期を逃してしまいます。夏の畑は害虫、雑草対策ともに収穫にも追われます。
投稿日:2011年7月1日 4:38 pm
野菜の実や葉が害虫の猛攻撃を受けています。キャベツは畝全体を防虫ネットで覆っていたのですが、気がついたらモンシロチョウに入られていました。幼虫は薄緑のいわゆるイモムシです。結球した葉の表面は穴だらけ、土の表面を覆うように広がっている外葉には糞がいっぱい。すべてイモムシの食害の跡です。外葉の裏のところどころにしがみついているように見えるのはさなぎです。虫に食われた葉を何枚もはがさなければ虫食いのないきれいなキャベツにたどり着けません。
サトイモの害虫も発見しました。サトイモは種イモを植え付けてから芽が出るまで時間がかかります。その間にサトイモの畝は雑草に覆われてしまいます。芽を出したサトイモを救出するため雑草を抜きまくりました。やっとサトイモの葉が見えるようになったら、葉の表面に黒い幼虫が何匹も這っているではありませんか?よく見ると黒地に白い縞模様とオレンジ色の蛇の目紋がついています。ネットで検索したらスズメガの幼虫のようです。
いま一番心配なのがトウモロコシに侵入して食い荒らすアワノメイガです。トウモロコシは10日ほど前の夕立でなぎ倒されましたが、その後ほとんどが自力で立ち上がりました。体験農園のトウモロコシはこの10日間ですっかり雄穂が出そろい雌穂の白いひげも見えてきました。夕立ちで倒される前にアワノメイガの防除剤を散布したので今のところ侵食されていないようですが、それでも畑でガの姿を見かけるとどこかに産卵したのではないかと心配になります。
体験農園の野菜ではキュウリ、ナス、ピーマンなど実物野菜が本格的な収穫期を迎えます。