「都市」と「近くの農業・農村」を結ぶ柏たなか農園のブログ

サトイモの葉を食う害虫発見

投稿日:2011年7月1日 4:38 pm

野菜の実や葉が害虫の猛攻撃を受けています。キャベツは畝全体を防虫ネットで覆っていたのですが、気がついたらモンシロチョウに入られていました。幼虫は薄緑のいわゆるイモムシです。結球した葉の表面は穴だらけ、土の表面を覆うように広がっている外葉には糞がいっぱい。すべてイモムシの食害の跡です。外葉の裏のところどころにしがみついているように見えるのはさなぎです。虫に食われた葉を何枚もはがさなければ虫食いのないきれいなキャベツにたどり着けません。

サトイモの害虫も発見しました。サトイモは種イモを植え付けてから芽が出るまで時間がかかります。その間にサトイモの畝は雑草に覆われてしまいます。芽を出したサトイモを救出するため雑草を抜きまくりました。やっとサトイモの葉が見えるようになったら、葉の表面に黒い幼虫が何匹も這っているではありませんか?よく見ると黒地に白い縞模様とオレンジ色の蛇の目紋がついています。ネットで検索したらスズメガの幼虫のようです。

いま一番心配なのがトウモロコシに侵入して食い荒らすアワノメイガです。トウモロコシは10日ほど前の夕立でなぎ倒されましたが、その後ほとんどが自力で立ち上がりました。体験農園のトウモロコシはこの10日間ですっかり雄穂が出そろい雌穂の白いひげも見えてきました。夕立ちで倒される前にアワノメイガの防除剤を散布したので今のところ侵食されていないようですが、それでも畑でガの姿を見かけるとどこかに産卵したのではないかと心配になります。

体験農園の野菜ではキュウリ、ナス、ピーマンなど実物野菜が本格的な収穫期を迎えます。


カテゴリー: 生育情報  土の学校