「都市」と「近くの農業・農村」を結ぶ柏たなか農園のブログ

投稿日:2010年11月22日 10:57 pm



12月5日に「ハクサイとキムチの会」を開催します。柏たなか農園の畑でハクサイを収穫し、すぐ近くの船戸会館でキムチ漬けを作り、最後にキムチ鍋で身体を温めるという企画です(写真は今年2月に開催したキムチの会での実習)。



あと10日あまりですが、それまでにハクサイが収穫できるまで育ってくれるか、気をもんでいます。猛暑などが原因で種まきから苦戦し、生育は遅れ気味です。12月4日の第1土曜は恒例のつくばエクスプレス(TX)柏の葉キャンパス駅前のマルシェに出店します。ここでも秋冬野菜の主役、ハクサイをなんとしても店先に並べたいところです。というわけで、12月初めに続くイベントまであと10日あまり、秋冬野菜は期待どおり育ってくれるでしょうか?



柏の葉キャンパス駅前のマルシェで経験を積み、11月20日には柏たなか農園の最寄り駅である柏たなか駅の駅前で開催された「朝市」にも出店しました。最寄駅ということで、輸送も苦にならなかったので、畑の一番端に咲いていたコスモスを引き抜いてコンテナに5箱、さらにマリーゴールドも1箱、軽トラに乗せて会場まで運び込みました。お店の周りにコスモスとマリーゴールドの花が咲く、なんとものどかな出店風景でした。



ついでにご紹介します。柏たなか農園のロゴです。緑色の四角の枠いっぱいに縦に長ネギ、右上にエンドウ、右下にキュウリが描かれています。3つ合わせると英字の「K」に見えます。長ネギが少し上にはみ出しているのでひらがなの「た」とも読めます。柏たなか農園の「柏」を表す「K」と「たなか」の「た」の字です。とてものどかで、気持ちが安らぐように見えませんか?大利根川のひろーい河原を見渡せる畑で、のんびりと野菜作りを楽しむ--柏たなか農園のイメージにぴったりだと思います。
「土の学校」に来て下さっている桂さんのご主人のお知り合いにデザイナーをやっている方がいて、そのデザイナーさんがこのロゴを作ってくださったのです。このロゴの入った名刺を9月ごろから使っていたのですが、さらに用途を拡大してゆこうと考えています。早速、2011年度の「土の学校」会員募集のチラシに刷り込むことにしました。デザイナーさん、桂さんのご主人さま、ありがとうございました。

投稿日:2010年10月31日 10:13 pm


 


畑の入口に立てた黄色い旗がいつの間にかクズのつるにまとわりつかれ、さらに端の方がちぎれてしまい、とてもみすぼらしい格好になってしまったので、取り替えました。旗には「柏たなか農園 土の学校」と書きました。少しは目につくようになったのではないでしょうか?写真は市道からの眺めです。道路の端に立っている旗の先にネギの苗床とトンネル状に寒冷紗をかけたハクサイの畝が見えます。その奥に立っているのが教室用に使っているビニールハウスです。




筑波山が良く見える体験農園の実習畑。秋の作物はキャベツ、ハクサイなど葉物野菜が主力です。台風はさほどの威力もなく過ぎ去りましたが、先週後半から一気に気温が下がり、畑の野菜の成長もペースダウンしてきました。中でも心配なのが体験農園のハクサイ。本葉4枚の状態が長く、ようやく葉を展開し始めた段階ですが、このままでは結球まで行かない株が続出しそうです。キャベツはそこそこ成長しましたが、虫食いがひどくこれも結球までたどり着けるか心配です。ダイコンはシンクイムシによる食害がひどいので、ピンセットで捕まえまくっています。もう一段の害虫防除と追肥をする必要がありそうです。

 




 

カテゴリー: 生育情報 土の学校

投稿日:2010年10月23日 8:48 pm

辛くないトウガラシ=アマトウの中でも人気の万願寺トウガラシがこのところ急に実をつけるようになりました。ビニールハウスのわきに植え付けたところ、いったんは実をつけ始めました。しかし、大した収穫にもならないうちに8月いっぱいくらいで実がつかなくなりました。そのまま放っておいたところ、10月に入ってから再び実をつけるようになりました。8月の時よりはるかに多く、まさに鈴なり状態。網の上で焼いたり、油を敷いたフライパンでいためたりして醤油をつけて食べてみました。おいしいです。特に実が赤く熟したものは本当に甘みがあります。



やはりビニールマルチのわきに植え付けた他のアマトウ=伏見アマトウ、シシトウも10月に入って復活してきました。この夏の気象異変の影響かもしれません。



もうひとつ鈴なりだったのがトウガン。今日、土の学校の会員の戸田さん、古川さんに手伝ってもらい収穫しました。数えたら何と100個近くありました。軽トラに載せて運びましたが、重量オーバーになるかと心配でした。これまで収穫したのが30個以上ありましたから合わせて130個ものトウガンができたことになります。植え付けた苗は11本だったので、1株当たり10個以上のトウガンを成らせたことになります。肥料を施したわけでもなく、雑草や害虫防除もせず放置していただけなのに大変な収穫になりました。まことにたくましい作物です。



来週の土曜日は土の学校の収穫祭。芋煮、サトイモ田楽、カボチャの甘煮、バーベキューなどを準備しています。もちろん、トウガンもメニューに入っています。トウガンと鶏の煮物です。どんな料理になるか楽しみです。

投稿日:2010年10月9日 7:38 pm

体験農園のわきに種まきしたコスモスの花がちょうど見ごろになりました。7月11日に種まきしたのですが、発芽不良ではないかと心配していました。その後雨なしのカラカラ天気が続き心配がさらに募り、8月中ごろに追加の種まきをしました。今咲いているのは7月に播いた方です。カラカラでも結構頑張ってくれるのだと感心しました。



冬の野菜の主役 ハクサイ。今月に入ってようやく苗の植え付けがおわりました。普通のハクサイのほかにキムチ用のハクサイも作っていますキムチの主たる材料であるハクサイは自分の畑のものを使いたいと考えました。ハクサイは害虫が多く、防除が大変です。収穫までいきつくことができるか心配です。



本欄への掲載が遅れてしまいましたが、9月に地元の「柏市民新聞」に寄稿をし、掲載していただきました。柏たなか農園の「土の学校」という野菜作り教室を開催している目的について、単に野菜を収穫してもらうだけでなく、都市住民に農業・農村についての理解を深めてもらいたいとの思いがあるということを書きました。

そうしたら、同じ柏市民新聞の次の号で人物紹介まで載せてくださいました。私の作業服姿の写真が掲載され、ちょっと恥ずかしいのですが、私の考え方を紹介していただくことができてよかったと思っています。

投稿日:2010年9月24日 10:24 pm



教室用のビニールハウスのすぐわきにネギの苗床を作り、種まきしました。苗の段階で冬を越し、来年春に畑に植え換える予定です。ボランティアできてくれている落合さんが資材を持ってきて枠を組み立ててくれました。枠の中の土に混じっている石などを取り除き、堆肥を混ぜ表面を平らにしました。培養土を薄く載せて、その上にネギの種を播きました。軽く水をかけ、新聞紙をのせ、さらにその上にべた掛け(不織布)で全体を覆いました。今年はネギの苗作りは大失敗。4000粒近い種を播いたのに苗はわずか500本しかできませんでした。同じ失敗は繰り返したくないので、今回は本格的な苗床を作りました。引き続きタマネギの苗床を作るために、材料を仕入れてきました。



体験農園では、予想していた通り、害虫が激しく襲ってきています。発芽したばかりのダイコンの一部にさっそくシンクイムシが食いついていました。薄い農薬をかけておいたので、かなり防除できているとは思いますが、この後どんな害虫が襲ってくるか心配です。



寒冷紗で覆ったはずのブロッコリーの一部が穴だらけにされていました。シンクイムシに食われた跡もありました。寒冷紗で覆われた畝にどうやって侵入したのでしょうか? いやはや驚くべき浸透力です。一昨日、体験農園の外側に植え付けたハクサイの苗がわずか2日後の今日、2割以上に食害の跡が見られ、1割以上が枯死していました。農薬もかけずにまったく無防備で畑に置いておいたからですが、害虫は一瞬の隙も許してくれないということがよくわかりました。



写真に写っているのはビニールハウスのすぐそばにいた体長20cmほどの鳥です。数日前にくず米をこぼした場所だったので、そのくず米を食べに来たのだと思います。畑にはカラス、ムクドリ、キジなどいろいろな鳥がやってきます。この鳥はあまり見かけなかったので、思わずカメラを向けてしまいました。

カテゴリー: 生育情報 土の学校
« < 23 - 24 - 25 - 26 - 27 > »