「都市」と「近くの農業・農村」を結ぶ柏たなか農園のブログ

来春に向けネギ苗作りを開始

投稿日:2010年9月24日 10:24 pm



教室用のビニールハウスのすぐわきにネギの苗床を作り、種まきしました。苗の段階で冬を越し、来年春に畑に植え換える予定です。ボランティアできてくれている落合さんが資材を持ってきて枠を組み立ててくれました。枠の中の土に混じっている石などを取り除き、堆肥を混ぜ表面を平らにしました。培養土を薄く載せて、その上にネギの種を播きました。軽く水をかけ、新聞紙をのせ、さらにその上にべた掛け(不織布)で全体を覆いました。今年はネギの苗作りは大失敗。4000粒近い種を播いたのに苗はわずか500本しかできませんでした。同じ失敗は繰り返したくないので、今回は本格的な苗床を作りました。引き続きタマネギの苗床を作るために、材料を仕入れてきました。



体験農園では、予想していた通り、害虫が激しく襲ってきています。発芽したばかりのダイコンの一部にさっそくシンクイムシが食いついていました。薄い農薬をかけておいたので、かなり防除できているとは思いますが、この後どんな害虫が襲ってくるか心配です。



寒冷紗で覆ったはずのブロッコリーの一部が穴だらけにされていました。シンクイムシに食われた跡もありました。寒冷紗で覆われた畝にどうやって侵入したのでしょうか? いやはや驚くべき浸透力です。一昨日、体験農園の外側に植え付けたハクサイの苗がわずか2日後の今日、2割以上に食害の跡が見られ、1割以上が枯死していました。農薬もかけずにまったく無防備で畑に置いておいたからですが、害虫は一瞬の隙も許してくれないということがよくわかりました。



写真に写っているのはビニールハウスのすぐそばにいた体長20cmほどの鳥です。数日前にくず米をこぼした場所だったので、そのくず米を食べに来たのだと思います。畑にはカラス、ムクドリ、キジなどいろいろな鳥がやってきます。この鳥はあまり見かけなかったので、思わずカメラを向けてしまいました。

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