「都市」と「近くの農業・農村」を結ぶ柏たなか農園のブログ

投稿日:2014年4月8日 8:16 pm


もち麦の穂が出てきました。少し早すぎるかなと思いましたが、もち麦の本場・愛媛県のベテラン農家に聞いたところ大丈夫だそうです。このまま順調に行けば5月下旬には収穫できるはずです。


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月~4月の麦の成長はほんとに早いです。1ヵ月前には背の高さがやっと缶コーヒーくらいだったのが写真のように、すでに缶コーヒーの4倍はあります。もち麦たちは冬の期間に根を張れるだけ張って、気温の上昇とともに一気に地上部を伸長させる作戦だったのでしょう。毎日見ていても伸びがわかるほどの早さでした。


これから穂が大きくなると同時に、紫色に染まっていきます。全体が紫色に染まった麦畑――もち麦の収穫時期しか見ることができない感動的な景観です

せっかくの機会なので、もち麦ファンの皆様のためにもち麦の麦刈り体験イベントを開催します。531日(土)、61日(日)午前10時から、柏たなか農園の畑でやります。

このイベントでは紫色に染まったもち麦の畑に入り、麦刈り用のカマでもち麦を収穫していただきます。収穫したもち麦は乾燥・調整という後工程があるので、その場で食べられるわけではありませんが、予め新年度のもち麦を使ったもち麦ごはんを用意しておきますので、参加者の皆さんは全員、新麦を試食していただくことができます。1年に一度の機会ですので、もち麦ファンの皆さま、ぜひご参加ください。

投稿日:2014年2月15日 2:08 am


またまた土曜日の大雪です。予定していた2014年度土の学校のオリエンテーション(説明会)は中止です。先週土曜日の大雪で柏キムチ講習会ができなくなり、2週連続のイベント中止となってしまいました。畑も雪の下に埋もれ、雪が溶ければぬかるむので当分は畑の作業もできなくなりました。


週末に悪天候が予想されていたので一昨日、茨城県守谷市の牧場から柏の農場まで堆肥を運んできました。ダンプで5往復して運んだ量は約12トン。これをまず3月から始まる体験農園「土の学校」の土づくりに使います。3月8、9日が第1回講習会なのでその前に堆肥を撒いて、畑を耕し、歩行式のトラクターで溝を掘る作業をしておかなければなりません。その準備作業も再びの大雪で手をつけることができず焦っています。
先週降った雪は1週間たっても溶けきれず、畑はごく一部、土が見える程度でした。昼間も気温が上がらず雪がなかなか溶けてくれなかったのです。今度の雪はどうなることでしょう。向こう1週間の予報では日中は10℃近くまで上がるそうなので、予報通りに行けば雪解けも早まるかもしれません。来週23日の日曜日にも土の学校の説明会を予定しています。それまでに雪が溶けて畑の作業にかかれるようになってほしいとお天気頼みになっています。
地球温暖化による気候変動といわれますが、去年も天候異変の影響に苦しみました。去年の夏は異常な暑さで秋冬野菜の種まきがうまく行かず、10月には異常な日照不足で散々な結果になってしまいました。今年も天候異変に苦しめられるような予感がします。
天候異変が予想されるのであれば、条件が悪くても作れる作物、品種を選択するべきでしょう。日々の気象データを見て栽培計画の軌道修正もかけるべきでしょう。それがプロというものだとは思うのですが、この大雪ではそもそも農作業ができないのですから、プロの農家もお手上げです。

カテゴリー: 土の学校 イベント

投稿日:2013年11月24日 9:45 pm

23日、24日は焼き芋を売りまくりました。23日はつくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅前のマルシェ、24日は取手の競輪場で開催されたアートフェスティバルでした。両日とも持って行った焼き芋70数個は何とか売り切りました。

 焼き芋に使うサツマイモは11月に3回開いたイモ掘り体験で参加者らに掘ってもらったものです。7アールほどのサツマイモ畑ですが、いざ掘ってみるとものすごい量になります。イモ掘りの参加者らにもたくさん持って行ってもらったのですが、それだけではとても消化しきれません。そこで焼き芋にして、近くで開かれる青空市などで販売することを思いついたのです。

 実は今回の焼き芋は大失敗の前歴があるのです。11月3日に柏の葉キャンパスの近くの千葉大構内で開催されたマルシェで、以前も紹介したballoonの皆さんに焼きイモを売ってもらうことにしていたのですが、お昼ごろまでかかって結局焼き芋にならず、焼き芋販売を断念しなければなりませんでした。balloonの学生さんと子供らは頑張って早朝6時に畑に来て焼き芋作りの準備から手伝ってくれたのに大変申し訳ない結果になってしまったのです。

 そこで今回は、本番の前々日と前日に予行演習をしました。柏たなか農園の焼き芋は「もみ殻焼き芋」です。もみ殻をクン炭にするためにはクン炭製造器という簡単な装置を使います。昔の石炭ストーブのような煙突が立っています。予めたき火を焚いて、その上にたき火全体を覆うようにクン炭製造機の本体部分をのせます。次にクン炭製造器の周りをもみ殻で覆い、もみ殻の中に芋を突っ込んで1時間以上待ちます。そこで芋を掘り出すとおいしい焼き芋が出来上がっているはずです。ところが、11月3日は焼き芋ができる温度に届かず失敗しました。

 原因はもみ殻にあったらしく、今回は2013年産の採れたてのお米からでるもみ殻を使いました。その結果ホカホカの焼き芋ができることを確認しました。予行演習と本番とあわせて連続4日間、焼き芋を焼きました。2日目の22日金曜日は昼食におかずなしの焼き芋定食を食べたほどでした。
 23、24日のイベントだけではさばききれず、柏たなか農園のビニールハウスには芋がまだたくさん残っています。イモ畑もまだ掘り残した畝があります。残っているサツマイモをどうやってさばくか--これから考えるところです。
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