「都市」と「近くの農業・農村」を結ぶ柏たなか農園のブログ
過去の記事
- 2023年7月(1)
- 2022年11月(2)
- 2022年7月(1)
- 2022年3月(2)
- 2021年12月(1)
- 2021年7月(1)
- 2021年5月(2)
- 2021年3月(1)
- 2020年12月(1)
- 2020年11月(1)
- 2020年10月(1)
- 2020年9月(1)
- 2020年8月(1)
- 2020年7月(1)
- 2020年6月(1)
- 2020年5月(1)
- 2020年4月(1)
- 2020年3月(1)
- 2020年2月(1)
- 2019年12月(1)
- 2019年10月(1)
- 2019年9月(1)
- 2019年8月(1)
- 2019年7月(2)
- 2019年5月(1)
- 2019年4月(1)
- 2019年3月(1)
- 2019年2月(1)
- 2018年12月(1)
- 2018年11月(1)
- 2018年10月(1)
- 2018年9月(1)
- 2018年8月(1)
- 2018年7月(1)
- 2018年6月(1)
- 2018年5月(1)
- 2018年4月(1)
- 2018年3月(2)
- 2018年2月(1)
- 2018年1月(1)
- 2017年12月(1)
- 2017年11月(1)
- 2017年10月(1)
- 2017年9月(1)
- 2017年8月(1)
- 2017年7月(1)
- 2017年6月(1)
- 2017年5月(2)
- 2017年4月(2)
- 2017年3月(1)
- 2017年2月(2)
- 2016年12月(1)
- 2016年11月(2)
- 2016年10月(1)
- 2016年9月(1)
- 2016年7月(1)
- 2016年5月(2)
- 2016年4月(1)
- 2016年3月(1)
- 2016年2月(1)
- 2016年1月(2)
- 2015年12月(1)
- 2015年11月(1)
- 2015年10月(3)
- 2015年9月(1)
- 2015年8月(2)
- 2015年7月(2)
- 2015年6月(2)
- 2015年5月(1)
- 2015年4月(2)
- 2015年3月(2)
- 2015年2月(1)
- 2015年1月(3)
- 2014年12月(1)
- 2014年11月(1)
- 2014年10月(1)
- 2014年9月(1)
- 2014年8月(1)
- 2014年7月(1)
- 2014年6月(1)
- 2014年5月(2)
- 2014年4月(2)
- 2014年3月(2)
- 2014年2月(1)
- 2014年1月(1)
- 2013年12月(1)
- 2013年11月(3)
- 2013年10月(1)
- 2013年9月(2)
- 2013年8月(1)
- 2013年7月(2)
- 2013年6月(2)
- 2013年5月(3)
- 2013年4月(2)
- 2013年3月(2)
- 2013年2月(1)
- 2013年1月(1)
- 2012年12月(1)
- 2012年11月(2)
- 2012年10月(1)
- 2012年9月(1)
- 2012年8月(2)
- 2012年6月(2)
- 2012年5月(3)
- 2012年4月(2)
- 2012年3月(2)
- 2012年2月(1)
- 2012年1月(3)
- 2011年12月(2)
- 2011年11月(2)
- 2011年10月(4)
- 2011年9月(4)
- 2011年8月(4)
- 2011年7月(6)
- 2011年6月(5)
- 2011年5月(6)
- 2011年4月(4)
- 2011年3月(4)
- 2011年2月(1)
- 2011年1月(2)
- 2010年12月(2)
- 2010年11月(3)
- 2010年10月(5)
- 2010年9月(3)
- 2010年8月(3)
- 2010年7月(5)
- 2010年6月(4)
- 2010年5月(5)
- 2010年4月(3)
- 2010年3月(3)
- 2010年2月(3)
- 2010年1月(4)
- 2009年12月(1)
- 2009年11月(6)
カテゴリー
投稿日:2015年6月1日 11:05 pm
5月最後の休日30日と31日に柏たなか農園の主力作物であるもち麦の「麦刈り体験」を開催しました。案内をホームページに載せたほか、知っている人らにフェースブックでの紹介をお願いしたところ、TBSラジオと千葉県北西部地域をエリアとするケーブルテレビから取材依頼があり両方とも受けてしまいました。取材は30日に集中、てんてこ舞いでした。
今回のイベントでは、食(ダイエット)デザイナーズの平野實希さんに「もち麦がなぜ健康食品なのか」についてたっぷりと解説してもらいました。平野さんはもち麦の健康効果について次のようにまとめてくれました。
☆食後に血糖値があがらないので脂肪がたまりにくい
☆腸内の善玉菌が繁殖しやすい
☆満腹感が得られ暴飲暴食を防ぐ
☆一食摂取した効果が次ぎとその次の食事まで継続する、
☆免疫力を高める
各項目についての解説のあと、もち麦を使った料理をいろいろ紹介してくださいました。その中でもお米といっしょに炊く「もち麦ごはん」が一番おいしく体に良いと話してくれました。
今回のイベントでは麦刈りの後、参加者全員でもち麦ごはんをいただきました。もち麦ごはんはお米ともち麦を混ぜて普通の炊飯器で炊きます。今回は出来上がったもち麦ごはんをゴマ塩おにぎりにして、味噌汁と漬け物というシンプルなお食事にしました。みそ汁の具は柏たなか農園産です。
もち麦の収穫は5月末から6月の初め、梅雨が来ないうちに刈り取ってしまわなければなりません。天気予報によると今週後半から雨模様が続きそうです。そうなる前にということでもち麦の刈り取りを急ぎ、本日6月1日にやっと収穫が終わりました。
収穫に手間取ったのは、以前このブログでも取り上げましたが、トラクターの調子が悪かったのに加え、刈り取りに使うコンバインも調子が良くなかったためです。柏たなか農園の農業機械は中古ばかりで新品はほとんどありません。新品を買えればよいのですが、それだけの投資をしても今のところ、回収できるかどうか確信が持てません。時々はメーカーに点検してもらうなどでしのぐつもりです。
投稿日:2015年5月10日 8:29 am
柏たなか農園の主力作物、もち麦が淡い紫に色づき始めました。もち麦は穀粒がポリフェノールの紫色、穀粒の先端に伸びるノゲも紫なので穂全体も紫色になります。これから穂が急速に紫に変わり、今月後半には畑全体が紫色の幻想的な風景になります。
6月に入り梅雨に入るころになるともち麦は熟し倒伏し始めます。こうなると収穫しづらくなるので梅雨いりの直前、5月末から6月初めにかけて刈り取り作業をします。梅雨入りが早いのか遅いのか、これから毎日、梅雨前線の動きを見ながら収穫のタイミングを測ります。
もち麦畑の幻想的な風景を見ながらもち麦の収穫をしてもらう「2015年産もち麦収穫体験」を5月30日、31日に開催することにしました。詳細はこのサイトのトップページのお知らせ欄に載せています。
2015年産もち麦は昨年11月の種播きの段階でトラクターが壊れてしまい出足から躓きました。春になって雑草取りなど挽回策に取り組んだ結果、徐々に回復しており、6月初めにかけてよい天気が続けば2014年度の実績に比べ大幅減収にはならない見通しです。
もち麦の収穫を待っていろいろな作業が一気に動き出します。新もち麦の乾燥、調整、籾摺り、選別を経て袋詰めしたものの出荷が始まります。麦の刈り跡にはスイカやカボチャの苗を植付けます。体験農園も春夏野菜の収穫がつづき、柏たなか農園は一番忙しい時期を迎えます。
投稿日:2015年3月25日 11:41 pm
不安に思っていたことがついに現実のものとなってしまいました。柏たなか農園の2015年産もち麦の生育が思わしくないのです。3月は麦が一番伸びる時期です。いつもの年なら3月初めに缶コーヒー1本分もなかったもち麦の背丈が月末には缶コーヒー4本分にもなります。今頃はもち麦の緑の葉が伸びてほとんどすき間がないほどもち麦で覆われます。ところが今年は3月も終わろうとしているのにもち麦畑はすき間だらけです。原因は種播き後の畑をトラクターで耕うんしてタネと土を混ぜる作業がうまく行かなかったためと思われます。
トラクターをはじめ農業機械にかける費用はできるだけ抑えてきました。農産物の売り上げがわずかしかないのに高額の農業機械を購入したら到底収支を償うことはできないからです。そこでヤフオクなどを使って安い農業機械を購入し、壊れたらまたネットで探すといったやり方を繰り返してきました。
安く購入すれば当然リスクもあります。オイルや水が漏れていたり、ロータリーの上げ下げがうまく作動しなかったり--などあって、購入直後にそこそこの修理をしなければなりませんでした。それでもだましだまし運転して何とかしのいできました。ところが一昨年購入した25馬力の中古トラクターは度を超えていました。一昨年11月のもち麦の種播きはしのいだのですが、昨年の種播きではついにロータリー部分がうまく作動しなかったようです。今年に入ってから農業機械メーカーの営業担当者に診てもらったところ「修復不能」と宣告されてしまいました。2シーズン持たなかったのです。
柏たなか農園のもち麦の生産は現在2カ所で行っています。利根川堤防に面した一段高いところにある柏たなか農園の農場と利根川堤防内の未来農場です。未来農場は生産委託という形でもち麦を作ってもらっており、今日時点で順調に生育しております。この未来農場への生産委託があるので2015年産もち麦は販売ができないといった事態は避けられそうですが、それでも生産量が予定数量を割り込むのは必至の情勢です。
2015年度の土の学校の実習畑作りは2月に作業をしなければならず、この時はトラクターによる耕うんだけは近所の農家さんにおねがいしました。しかし、このままずうーっと近所の農家さんのトラクターをあてにするわけにはいかないので再び中古のトラクターを購入することにしました。農園の収支からするとかなりの負担ですがやむなしです。新品の農業機械を現金正価で買うのは簡単ですが、それで柏たなか農園の経営が成り立つとは思えません。リスクがあると分かっていても中古の農業機械を見つけてくるしかないのです。
投稿日:2015年1月22日 3:35 pm
千葉県の隣りの埼玉県で大麦食品の「大試食会」が21日、大宮駅前の市民ホールで開催され、柏たなか農園も主力のもち麦をアピールしてきました。メタボ対策に効果があることなどから世界的に注目度が急上昇の大麦ですが、首都圏の一般家庭レベルではまだまだ浸透していません。そこで、大麦先進県といわれる埼玉県の中心地・大宮で試食会が企画されたのです。
イベントの名称は「大麦の魅力発見!市民大試食会」、主催者は埼玉大麦食品普及・食のモデル地域実行協議会と埼玉大学産学官連携協議会大麦研究会という難しそうな名前の団体です。何やら農林水産省の地域農産物振興策の一環のようです。午後2時から始まった試食会ですが、初めの2時間は大学の先生らによる講演などで4時過ぎにやっと試食ができるという時間割で、ちょっと待ち遠しかったです。
講演は大妻女子大学の青江誠一郎教授の「大麦の健康機能性について」。青江先生は最近テレビなどで大麦が取り上げられると必ずといってよいほど登場する、「健康食品・大麦」のいわば“広告塔”的な存在です。講演では栄養学的にみた大麦の最大の特徴である水溶性食物繊維=βグルカンの含有率が高いことによる健康への効果をていねいに説明してくれました。一番強調されているのは食事で摂取した後の血糖値が上がらず、余った糖分が脂肪にならなくてすむことからメタボ対策に効果があるということです。他にも便通が良くなる、腸内に善玉菌を増やす、適度な満腹感を与える—といった効果があり、しかも1食大麦を使った食品を食べると次の食事の摂食時にも効果が持続されることも紹介されました。
この欄で何回も紹介したように、柏たなか農園の主力作物は大麦の中のもち種である「もち麦」です。青江先生の講演で「もち麦」の健康機能性について改めて頭の整理をしていただきました。
肝心の試食会ですが、この日出品されたのは「もち麦」をお米といっしょに炊いた「もち麦ごはん」のほか、雑炊、カレー、スープ、麺、きな粉、パン、ケーキ、ココア、柏たなか農園、クラッカー、かりん糖、あられ、コロッケ、餃子、味噌、粉とじつに多彩。もち麦の注目度が上がると同時に大麦を使った食品が増えてきたことを実感しました。紹介された食品は全部で35にのぼり、そのほとんどを試食できるようになっていました。
大麦関連食品の試食会、柏たなか農園の地元である千葉県でも開催できるといいのですが、県も地元の大学などももち麦=大麦への関心を持ってもらうには時間がかかりそうです。
投稿日:2014年12月9日 8:42 pm
11月末にやっと種を播き終えた柏たなか農園のもち麦が一斉に発芽しました。種まきが遅れたので心配でしたが、とりあえず薄緑色のじゅうたんのような麦畑をみて一安心です。これから収穫まで6カ月近くかかります。柏たなか農園のもち麦は収量がやや少なめで、収量アップが目下最大の課題です。対策も考えてはいますが、結果はどうなるか、来年5月に答えが出ます。
麦は寒さと乾燥が大好きな作物です。高温多湿を好む米とはまるで正反対です。とはいえ、種播き時期はあまり低温では発芽が悪くなるので本格的な寒さが来る前に種まきして発芽させます。冬の時期は地上部の伸びは抑えて、もっぱら地下の根っこをぐんぐん伸ばしてほしいのです。
先週から寒さが一気に強まり、毎朝見る畑は霜が降りて真っ白です。ハクサイなど冬野菜は寒さで葉がしおれるものもあります。とはいえ、寒さにあたるとかえって甘味が増すものもあり、野菜作りの中で一概に寒さを嫌うわけではありません。寒さ対策をしっかりやって、おいしい冬野菜を収穫したいです。もち麦も寒さの中で根っこをぐんぐん伸ばしてくれると期待しています。