「都市」と「近くの農業・農村」を結ぶ柏たなか農園のブログ
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発酵肥料の積み込み方を変えてみた
投稿日:2012年2月14日 2:42 pm
今年も発酵肥料を作っています。スタートは1月30日でしたが、途中でこれまでのやり方を少し変更、立方体型の袋の内側の底と側面を段ボールで覆い、その中に材料を積み込みました。昨年までは温度が60℃くらいまでしか上がらなかったのですが、新方式でもう少し高くしようとしています。
材料は例年と同じです。油かす+米ぬか+畑の周りから集めてきた落葉+スターターの米麹を混ぜ水分量を約35%にした「第一混合物」を下にして、その上に油かす+魚かす+カニガラ+骨粉を混ぜて水分量を約50%にした「第2混合物」をその周りに載せて、全体をワラで覆います。これで70℃以上の高温になったら第1混合物と第2混合物を混ぜ合わせながら、全体を積み直します。これを「切り返し」といって、温度が上がったら切り返すことを何回も繰り返し、温度が上がらなくなったら乾燥させてできあがりというのが大まかな作業工程です。
実際には温度が70℃まではなかなか上がりません。ビニールハウスの中で作るので、日差しのある日中は室温も30℃前後まで上がるのですが、夜間は氷点下まで下がります、その中で混合物の温度を高いまま維持するには、夜間に温度が下がらないようにしなければならないと考えました。それで落葉を集める時に使った立方体型の袋の内面を段ボールで覆い、その中に混合物を入れてみました。多少気温が下がっても混合物の温度はあまり下がらずに済むのではないかと期待したのです。現在、1回目の切り返しをしたところですが、まだ温度は50℃を少し超えたところです。途中でやり方を変えたのでうまく行くか分かりません。
発酵肥料は体験農園で野菜を栽培するときに、特に土の中で微生物の働きを活発にするために使います。すべての作物に発酵肥料を施すとなると大量に必要になります。それだけ労働力を掛けられないので、少量で済むように作物を限定して施しています。
2012年度の体験農園「土の学校」は3月24日(土)、25日(日)にスタートします。これに先立ち、2月25日(土)、26日(日)に畑の近くの船戸会館で年間スケジュールなどの説明のため、オリエンテーションを行います。