「都市」と「近くの農業・農村」を結ぶ柏たなか農園のブログ

大地震の直後、土の学校スタート

投稿日:2011年3月13日 11:19 pm

2011年度「土の学校」第1回講習会を予定どおり、3月12、13の両日開催しました。11日の大地震の直後でしたが、会員の8割が参加し、何とかスタートしました。

ビニールハウスでの講習会の後、圃場に出て実習です。第1回の課題はまず、35㎡の区画の中に7本の畝を立てること。畝と畝間の幅は各70cm。クワを使って畝と畝間の高低差が約10cmになるまでう畝間から畝に土を移します。これが結構な重労働で、クワの使い方に慣れていないとなかなか作業が進みません。はじめにお手本をやって見せてから、各自作業に入ります。

子連れの親子の参加もありました。子どもらはお父さん、お母さんの悪戦苦闘ぶりはそっちのけで遊びに夢中になっています。子どもらにとって柏たなか農園の広い畑はまさに別天地。遠くの行楽地など行かなくても近くの畑で子供らは十分楽しい時間を過ごせそうです。

次にジャガイモの植付け。7つある畝の一番端の畝の半分に2本の溝を掘り、ジャガイモの種イモを植え付けました。肥料を施し、土を戻して畝の表面を平らにします。最後にジャガイモを植えた場所が分からなくならないように、種イモの位置に割りばしを立ててこの日のジャガイモの作業は終了です。その後、次回の講習会で野菜の種播きをする畝に元肥として化成肥料を施しました。



2010年度の最後の講習会を開催したのが昨年12月ですから、ほぼ3カ月ぶりの講習会です。3月のこの時期とは思えないぽかぽか陽気。ビニールハウスの両側をあけて外の風と入れ換えてハウスの中の“暑さ対策”をしなければならないほどでした。大地震直後とあって、会員のみなさんが参加できるか心配でしたが、地震の次の日の土曜日は参加者が少なかったものの、日曜日は何とかやりくりして(もしかしたら家の片づけに目をつぶって?)8割の会員が参加してくれました。当初予定では第1回講習会は12、13の両日としていましたが、大地震で来られなかった人のために19日(土)にもう1回、同じ内容の講習会を開催することにしました。

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