「都市」と「近くの農業・農村」を結ぶ柏たなか農園のブログ

実習の区画作り、教室の配置換え

投稿日:2011年3月7日 10:07 pm

2011年度「土の学校」の講習が今週末から始まるので、その準備に追われています。先々週末、ようやく実習用の畑に堆肥をまき、先週金曜から土曜にかけてトラクターで2、3回耕うんしました。3月に入ると雨の日が多くなります。大雨が降るとしばらくは畑の土がぬかって作業ができなくなります。たまたま先週末は雨も降らず、土曜日はボランティアの落合さん、日曜日は友人の川嶋さんともう一人のボランティアの汐満さんに手伝ってもらい、一気に作業が進みました。

実習用の畑は1区画が10m×3.5mの長方形ですが、畑で正確に長方形にするのが結構大変です。あらかじめ2等辺三角形の形をした三角定規と同じように、3辺の長さが10m対10m対14.14mになるように、紐で大きな3角形を作っておきました。畑でははじめに1本、基準になる線を引きます。この線に紐で作った大きな2等辺3角形の短い方の辺を合わせると、もう一つの短い辺との間にできる角度がちょうど直角になるはずです。3角形の頂点に当たる場所にスチールの杭を立てました。基準線の上でもう1カ所、大きな三角定規をあてて直角を作り、3つの頂点に同じくスチールの杭を立てます。2カ所とも正確に直角になっていたならば、基準線に沿って大きな長方形ができ、向かい合わせの辺の長さが同じになるはずです。巻尺を使って測ってみると、やはり数cmの誤差が出てしまいます。この程度はやむなしと考え、杭をちょこっとずらして長さを合わせました。その結果、直角より少しずれた平行四辺形になったかもしれませんが、このくらいは目をつぶります。
すべての区画の4隅にスチール杭を立て終わったら、区画の表面に見えるくらいの大きな石や雑草を取り除きます。柏たなか農園の畑はもともと建設残土を埋め立て、その上に畑の土をのせただけなので、少し深く掘ると建設残土に含まれていたコンクリートのかけらなどが出てきます。小さいのはやむをえないとしても、あまり大きなものは今後の作業の妨げになるので、取り除かなければなりません。

実習で使うクワやカマなどの農器具類も手入れしました。カマやハサミなど刃が付いているものは砥石で研いでおきます。

「土の学校」の教室に使うビニールハウスでは、正月から広げていた発酵肥料が乾いたのですべて袋に詰めて、化成肥料などといっしょに隅の方にまとめました。その他、ハウスの中に散らばっていた資材を整理して、約2カ月ぶりに机を並べ直しました。机の配置も昨年とは変えてみました。
昨年の第1回講習会は雨にたたられて実習ができませんでした。今年の講習会の日はどうなることやら。3月の雨が心配です。

カテゴリー: 土の学校