「都市」と「近くの農業・農村」を結ぶ柏たなか農園のブログ

秋冬野菜、害虫の襲来が心配

投稿日:2010年9月18日 9:20 pm



ダイコンの発芽が順調。9月8日の台風の後、通常の秋の気温に戻り適度な降雨もあり、野菜の栽培環境としてはとてもよくなりました。そこで心配なのが害虫の襲来です。高温で雨の少ない夏の後は害虫が大発生しやすいそうです。ダイコンの場合、まず心配なのがダイコンシンクイムシ。ごく初期の段階から襲いかかり、生長点を食いつくしてしまいます。防除策として薄い農薬を吹きかけておきました。



ダイコンの隣に種まきしたニンジンの葉にはチョウの幼虫がとりつきます。見ている前でどんどん食い進んでいきます。黙ってみているわけにはいかないのでピンセットでつまみ出し、踏みつけてしまいました。



ブロッコリーの苗を植え付けた畝は寒冷紗で覆い、チョウやガが入り込めないようにしたはずですが、葉のところどころに食われた跡があるのでよく観察したところ、やはり幼虫がはいずりまわっていました。これも見つけ次第捕殺しました。



他の野菜も空からの恵みの雨で成長が加速してきました。ナスは切り戻しをしたおかげで柔らかい実が次々となっています。モロヘイヤはトマト、キュウリを撤去した後、体験農園の中では一番背の高い野菜になっています。枝の先を摘んでも摘んでも伸びてきて、次の収穫ができるのが楽しいです。



体験農園のわきに種まきしたコスモスは一部開花しましたが、さらに降雨の後、続々と発芽しました。というと元気そうに思われるかもしれませんが、実はコスモス以上に雑草の成長が早く、コスモスは埋没しそうになっていました。急きょ、雑草を抜き取り、今日1日でコスモス畑はきれいになりました。

カテゴリー: 土の学校  お楽しみ