「都市」と「近くの農業・農村」を結ぶ柏たなか農園のブログ

トウモロコシの穂に高まる緊張感

投稿日:2010年7月9日 9:52 pm




先週からトウモロコシのてっぺんに雄穂が顔を覗かせるようになってきました。穂の中にいました、宿敵アワノメイガ。緊張感が走ります。アワノメイガの幼虫はトウモロコシの茎の中を行き来しながら食い荒らし、最後に実に入って汚らしく食い散らかすのです。こうなるとまったく食用にはなりません。



さっそくデナポンという防除剤をかけたのですが、一気に全滅とはいかないようで、雄穂にも3~4株に1株くらいの割合でアワノメイガの幼虫がうごめいています。見つけては足で踏み潰していますが、茎の中に隠れているので引きずり出すだけでも大変です。



そろそろ雌穂も出てきます。雌穂はトウモロコシの実そのもの、一番大事です。何としてもアワノメイガから守らなければなりません。もう一度デナポンを散布しなければならないでしょう。



体験農園でもトウモロコシを作っています。こちらもアワノメイガの侵食を受けており、デナポンを散布しました。体験農園のトウモロコシの方が少し線が細いので心配です。
カテゴリー: 生育情報  土の学校