「都市」と「近くの農業・農村」を結ぶ柏たなか農園のブログ

投稿日:2017年11月22日 6:37 pm


 もち麦のタネ播き、1ヵ月遅れでようやく終了しました。当初の予定では10月下旬に播くつもりでしたが1010日ごろからの長雨で畑がぬかり堆肥を撒くこともできませんでした。11月に入ると台風が相次ぎタネ播き準備がまた中断しました。こうしてずるずると作業がずれ込んでしまったのです。




 堆肥を入れ終わったのが116日でした。その後も台風などの悪天候の合間を見ての作業でなかなか進みません。本格的にもち麦のタネ播きができるようになったのは先週からです。全体の半分を占める利根川の堤防に近い畑が終わったのが19日、最後に残った県道側の畑も今日播き終わりました。



 ここまでは柏たなか農園が直接耕作している畑ですが、他に近くの農家に委託して作ってもらっているもち麦があります。これらもやはり長雨と台風の後遺症を引きずっています。特に最大の委託先である未来農場では利根川の河川敷の畑でタネ播きしてもらうことになっているのですが、今もなお畑に水たまりが残っておりトラクターなどを畑に入れられる状況にはなっていません。この分だとタネまきは12月に入ってしまいそうです。隣りの千葉県野田市の農家にももち麦の栽培を委託していますが、こちらもタネ播きは先週末でした。全体に大幅遅れのスタートになりました。

 2017年産のもち麦は黒穂病の大発生で全体の半分以上をつぶす事態となりました。これに懲りて今回はタネ播き用の種子はすべて消毒済のものを購入しました。タネの段階で対策を打っているので2018年産では病気の発生はないはずですが… 2017年産は大幅減収のため、すでに在庫が底を尽きかけています。2018年産こそはまともな収穫にしたいのですが、遅いスタートがどう響くのか心配です。

投稿日:2017年10月26日 9:28 pm



 1010日ごろからつづいた長雨、その後の台風で柏たなか農園の畑は大きなダメージを受けました。9月から出荷を始めた四角マメは長雨と日照不足でサヤが硬くなり変形したものが多くなってきました。さらに台風による強風のため四角マメのつるを絡ませていた鉄パイプ製のアングルが倒され、鉄パイプが曲がり、一部はパイプが引きちぎられていました。これまで経験したことのない強い風だったことが分かります。四角マメの出荷はこれで終わってしまいました。




 体験農園の会員がトマトなどの雨よけ栽培に使っていた鉄パイプのアングルも見事に倒されました。アングルは鉄パイプを左右2本、馬蹄形に組み合わせて立てたものに縦方向の直管パイプを接続部品を使って固定させ、作物のつるがからむように網目状のネットを張ります。やがてつるがネットに絡みながら伸びてその重量がアングルにかかっても耐えられるようになっていますが、今度の台風はこのようなアングルの構造をいともたやすく倒してしまったのです。アングルは普通、接続部品を外せば簡単に解体して別の場所で組み立て直すこともできるのですが、今回の台風ではひしゃげてしまったアングルを構成している鉄パイプが不自然に折り曲げられ、さらには引きちぎられほとんど再利用できなくなってしまいました。

 柏たなか農園の主力作物であるもち麦はちょうどタネ播き時期にきているのですが、これも長雨で畑がぬかってしまい作業にかかれません。タネ播きはまず堆肥を大量に投入し、その後もち麦のタネと元肥を播きます。ところが堆肥を散布する作業が大幅に遅れたため、タネ播きまでたどりつけません。それどころか、もち麦の栽培を委託している農家の畑の一部は利根川の堤防の外側にあるため季節外れの台風による増水で完全に水没、いつタネ播きできるか見通しも立たない状況です。

 大混乱に陥っているもち麦のタネ播きですが、今週末には次の台風が近づいているようです。ここで再び強風と大雨が来るとさらに深刻な事態が予想されます。明後日の土曜日は一般市民の申し込み者も加えてサツマイモの収穫体験を予定していますが、実施できるかどうか微妙になってきました。今年の柏たなか農園の畑は、春はもち麦が黒穂病に襲われ、秋は長雨と台風に苦しめられで大変です。

投稿日:2017年9月25日 9:49 pm

 四角マメの天ぷらを久しぶりに作ってみました。うまい。やはり四角マメは天ぷらが一番です。ほんのりほろ苦さが残っている他に特別なくせがない。それで天つゆでなく塩をつけて食べることにしています。最近は塩といっても抹茶味、梅味、山椒味、わさび味、さらにはカレー味といろいろな塩が売られております。どの塩をつけても美味しいのが四角マメの天ぷらのいいところでしょうか?四角マメと比較するためにナスの天ぷらも作ってみました。ナス天も柔らかくてくせがないので美味しいのですが、いろいろの塩の種類のどれにも合うのはやはり四角マメのような気がします。

 四角マメのシーズンは本場の沖縄では8月からですが、柏たなか農園では少し遅れて9月から出荷です。柏市内の直売所「かしわで」と柏たなか駅前のカスミに出しているのですが、はじめのうちはサッパリ売れず悩んでいました。天ぷらが美味しいので「四角マメのお薦めは天ぷら」と書いたポップを出していたのですが、売れないのです。たまたま柏市場の野菜卸の方にアドバイスいただきました。「天ぷらは残りの油の処理が大変なので家で天ぷら作る人は少ないです。炒めものとかスープとか他の料理を前面に出した方が売れるのでないですか」と言われて早速ポップを改めたところそこそこ売れるようになりました。さすが、市場の卸はプロだなーと感心したのですが、やはり一番のお薦めの天ぷらで使っていただきたいという気持ちもあります。
 四角マメの天ぷらでは苦い思い出があります。この夏、私の住む団地の夏まつりに出店、野菜天ぷらを出したのですがさっぱり売れませんでした。天ぷらは時間が経つと味が落ちてくるので早く売らなければなりません。ですが、揚げたてだからとお祭りを見に来た団地の皆さんがすぐ買ってくれるわけではありません。少し祭の会場を回ってお店の前に来たお客さんは揚げたてでない四角マメの天ぷらを見てスルーしてしまいました。四角マメの「6次化(注:農作物に加工・販売などでの付加価値を付けてより大きな収益が得られるようにしようというもの)作戦」は見事に大失敗。
 やはり天ぷらでなく炒めものやスープ、サラダといった食べ方で売って行くしかないのでしょうか?ポップでは「そのままゆでてサラダ、一口大に切って炒めもの、細かく刻んでスープなどいろいろ使えます」と書いた後、遠慮がちに「天ぷらもおすすめ。揚げたては中心部がインゲンの柔らかさ、羽の部分は野菜のしゃきしゃき感。この2つを併せ持つ野菜は他にありません」と書いてアピールしています。

カテゴリー: 出荷情報 イベント

投稿日:2017年8月29日 8:52 am



 今年の夏は四角マメで行こうと思い春先から作戦を練ってきたのですが、7月中旬に定植した後天候に恵まれず収穫予定も遅れに遅れ、ようやく今週末に出荷できそうになってきました。

 719日に関東地方も梅雨明けが発表されたのですが、まもなく戻り梅雨になりそのまま8月中旬まで約1ヵ月すぐれない天気が続きました。この間の日照不足が柏たなか農園の野菜にも影響しました。当初は8月初めにも四角マメの出荷が可能になるのではないかと期待して外部のイベントにも四角マメで出店するなどと言ってしまい、開催日の直前になって出店を断らなければならなくなりました。直売所や地元スーパーにも8月中ごろからと連絡したのですがこれもずるずる遅らせるしかなくなりました。




 ここ数日、肌を刺すような強い日差しが戻りようやく畑の野菜たちも元気を取り戻しつつあります。四角マメは7月末から8月初めには青い花を咲かせ始めていたのですが、実の成長が遅れ気味でここにきてやっとマメのサヤが大きくなり始めました。この分だと今週末には何とか出荷できるだけの実がつくはずです。




 もともとは柏たなか農園・土の学校の会員さんが珍しいマメができたからと言って農園に持ってきてくれたのがきっかけです。食べてみると美味しいので昨年は長さ10mくらいの棚にネットを張り四角マメのつるを延ばしてみました。出来た四角マメを他の会員さんに使ってもらったところ大変好評だったので今年から本格的に作ることにしたのです。




 食材としてはインゲンに似ています。未熟の豆で、インゲンと違ってサヤの部分には4方向に羽を付けたようになっており、切り口の形が名前のとおり四角です。お薦めは天ぷらで、羽状の部分にころもがつきやすく、揚がった天ぷらは中心部がインゲンの柔らかさ、プラス羽の部分が野菜のしゃきしゃき感です。この二つを併せ持つ野菜は他にありません。この美味しさ、たくさんの方に味わっていただきたいという思いで作りました。

投稿日:2017年7月30日 9:46 pm



 畑の近くの田中近隣センターで30日、農園で採れたトマト、ナスなど夏の野菜をトッピングしてピザを焼こうという「ピザ焼き体験イベント」を開催しました。ピザ生地をこねるところから始めて、トッピングする野菜を切り刻んで上に載せ、オーブンで焼く作業は分かりやすく、参加した体験農園の会員さは全員「家のオーブンでも作れそう」とすっかりピザ焼きにはまっていました。



 柏たなか農園ではいま、トマト、ナスなど夏野菜が真っ盛り。これらの野菜を使ったイベントができないかと思案していたところに体験農園「土の学校」の会員さんから「採れたての夏野菜をトッピングしたピザを焼く体験講座を開催しませんか」と言われたのがことの始まりでした。暑い中、農園に通ってくる会員さんに聞いたところ「畑にピザを焼く窯を作るんですか?」などピザ焼きに興味を持つ人が意外に多かったので料理実習室のある公民館などの施設を探すなど本格的に取り組むことにしました。近くの田中近隣センターの料理実習室が週末でも案外予約が入っていないことが分かったので早速借りました。



 まずピザ生地。フツーに小麦粉をこねるだけでは違いが見えないので柏たなか農園の主力作物であるもち麦を生地に混ぜ込むことにしました。予め茹でたもち麦を用意して小麦粉の約4分の1の量を混ぜ込みます。トッピングにはトマト、ナス、ピーマン、万願寺トウガラシ、シシトウ、ゴーヤ、それにオクラも使いました。これらの野菜を片端から切り刻みピザ生地の上にのせて行きます。



 採りたての野菜を使うっていいですね。焼き上がったピザは一番上に振りかけたチーズ以外に動物性食品はなく、ほとんど精進料理ですが、もち麦入りのピザ生地の香りが良いなど大変好評でした。男性会員からはビールといっしょに食べたいとの声、焼いたピザすべてお持ち帰りされました。ピザ焼き、夏のイベントのネタになりそうです。







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